栃木県小山市にある麺処 暁商店小山店。
栃木市の小三郎イズム感じる佐野ラーメン店。
名物のねぎ生姜ラーメンやこだわりの「トロチャーシュー」トッピングされたラーメン、背脂やニンニクといったこれまでにないハイブリット系佐野ラーメンも味わえる。
トリプルベースの重層的な清湯スープにこだわりの自家製ちぢれ麺、好みに合わせて低加水麺などに変更するなどカスタマイズできるのも嬉しい。
今回はそんな麺処 暁商店小山店に名物味わいに行ってみた。
【小山市】麺処 暁商店小山店
今回訪問したのは栃木県小山市、両毛線思川駅より徒歩17分。
栃木小山線沿いに店を構える麺処 暁商店小山店。

2024年10月5日にオープン、下都賀郡壬生町に壬生本店を置く麺処 暁商店の宇都宮店に続く系列3店舗目となるお店。
佐野ラーメンを看板メニューとし名物ねぎ生姜らぁめんをはじめ、にんにくらぁめん、セアブラらぁめんなどのハイブリット系佐野ラーメン、さらに燕三条ラーメンや辛い系ラーメンなどが味わえる。
また定番の自家製ちぢれ麺(180g)だけでなく、なかざわ製麺謹製の低加水麺(140g)を選べ、スープにベストマッチする麺をチョイスできるのも嬉しい。


暁商店は2020年11月17日に栃木県下都賀郡壬生町にオープンした佐野ラーメン店。
時はコロナ禍、コロナの終息と明るい未来を願って名付けられたのが店名の由来。
栃木市にある小三郎で修行した店主が創業したお店だ。
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【栃木壬生】麺処暁商店。王道佐野ラーメンと手作り餃子のラーメン店 - 隊長がいろいろとやってみた
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鶏(地鶏)・豚(豚骨)・魚介(昆布、煮干し、地ハマグリなど)のトリブルダシによる重層的な味わい生み出すスープは、透明度のある清湯スープとは思えない濃厚なコクと旨みを生み出す。
そんなスープに合わせるのが佐野ラーメンらしさ感じる自家製ちぢれ麺、スープとの一体感も考えて配合された小麦を使用している。
岩のりや背脂などをトッピングした進化系佐野ラーメンも味わえる。
大人気の「とろチャーシュー」はとろける柔らかさで、嫌なクセもなく旨み濃厚なこだわりの一品。
素材にこだわったひとつひとつ手包みする餃子も外せない。
そんな暁商店の新店ともなれば期待しかない。
駐車場
元々はコンビニのあった場所、広い敷地におよそ16台駐車可能。

麺処 暁商店小山店の店内
店内入ると右手に製麺室(写真撮影禁止)。
ゆったりとした広い店内、落ち着いた雰囲気の音楽流れる。

中央に対面式のカウンター席が5席ずつ計10席。
窓際には2人掛けのテーブル席1卓、4人掛けが3卓。

正面奥の小上がりには4人掛けの座卓が3卓。
ソロから複数人まで対応可能で利便性がある。
卓上調味料は、ホワイトペッパー・醤油・酢・ラー油・七味唐辛子。

入り口横にセルフの給水機あり。
【小山市】麺処 暁商店小山店のメニュー
【麺処 暁商店小山店のルール・利用方法

利用方法
- 行列時は店頭記帳簿に「氏名」「人数」「希望の席」を記入する
- 呼ばれたら案内された席に座る
・水はセルフの給水機あり - 口頭にて注文
- 食後は厨房前のレジにて精算撤収
・使用したティッシュはレジ前のゴミ箱へ
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
麺処 暁商店小山店の名物ねぎ生姜らぁめん
訪問したのは2025年12月5日(金)の昼時。
オープン間際は先客なしの後客1組2名。
中央カウンター席に陣取ると、メニューをチェック「最初からあなたに決めていました!」とばかりに口頭にて注文したとかしないとか。
ねぎ生姜らぁめん
今回チョイスしたのは名物の『ねぎ生姜らぁめん』。

麺は低加水の細麺と自家製麺が選べるが、迷うことなく自家製麺をチョイス。
トッピングは、きざみネギ、針生姜、味玉、バラチャーシュー1枚、ロースチャーシュー1枚。

まずはスープからひとくち。
いわゆる王道佐野ラーメン的な透明度がある黄金タイプではなく、茶濁系よりなビジュアル。

鶏ガラや乾物系などのクセのない旨みと濃厚な出汁感、醤油のコクと香味野菜の甘みほんのりきいた味わい。
非常にあっさりとしていて、完飲しても罪悪感ないレベルの淡麗感。
麺は自家製中太ちぢれ麺。

もっちりとしたコシのある噛み応え、喉越し感もよくスルスルいける。
スープの絡みよく、小麦の風味と合わさると旨み引き立つ。
とろチャーシュー(バラチャーシュー)は脂身とろりとジューシーでやわほろ食感。
野生的なクセがまったく気にならず、タレ沁みていて濃厚な豚の旨みを感じる。
ちなみに
とろチャーシューはバラロールからバラブロックに変更になったそう。
バラロールはどうしても大量整形する都合で冷凍保存の工程が発生し肉の質に影響が出てしまうので、そのまま使用できるブロックチャーシューに変更された。
妥協しないこだわりが生んだバラチャーシューだ。
ロースチャーシューも食べてみよう。
大判で食べ応え満点。

肉感あるもっちり食感で、噛むほどに肉の旨みあふれる。
こちらも野生的なクセなく旨い。
味玉は黄身半熟で濃すぎず薄すぎず絶妙な味付け。

生姜と一緒に麺啜ると、さっぱりあっさりとした味わい且つコクも増す。
まろやかであっさりとした味わいは、まさに昔ながらの佐野ラーメンに通じるところがある。
具材の旨みだけで食える!手づくり餃子
名物のひとつ手づくり餃子(3個)も食べてみた。

ぱっと見はよくある佐野ラーメン系の具沢山餃子。
だが横から見るとその厚みに衝撃を受ける。

なんと1つ約45g以上あるという。
佐野ラーメンの餃子は一番的な餃子の倍40gほどが定番だが、それを超える重量を誇る。
この5gというわずかな差でも食感や食べ応えなどの印象がかわってくるから面白い。
食べてみると、具沢山で食べ応え満点。
パリッとした焼き目の香ばしさ、ザクザクとしたキャベツなど野菜の心地よい食感と甘み感じる。

ニラの風味もよいアクセントにきいていて、野菜たっぷりヘルシーな餃子だ。
そのまま、具材の旨みだけでも食べられる美味しさ。
タレをつけて食べると旨みが際立ち無性にご飯が欲しくなってくる。

酢コショウの酸味とコショウのエッジ感のコントラストで、野菜の甘みやコクを引き立てる食べ方もおすすめだ。
ガツンとくる白米すすむ味 チャーシュー丼マヨビーム
丼ものから、チャーシュー丼マヨビーム食べてみた。

ご飯の上にカットチャーシューがゴロゴロと、マヨビームでジャンクな雪化粧。
仕上げに刻みネギ添えて白胡麻ぱらりとした一品。

さっそく食べてみよう。

チャーシューはバラとロース混在し、やわとろホロホロともっちりの食感のアクセント感じる。
肉の旨みが濃密でクセがないので、マヨビームたっぷりでもクドくない。
濃いめの醤油ダレが甘くないのも個人的に高評価。
マヨのコク感で旨みもマシマシ。
最後にこれだけ言っておきたい、チャーシュー丼マヨビーム絶対食べるべき。
最後に

栃木県小山市の麺処暁商店 小山店に行ってみた。
今回はねぎ生姜らぁめんを食べてみた。
小三郎のようなガツンと生姜感じる味ではなく、さっぱり感とコクを引き立てる役目を果たしている感ある。
味も濃すぎずあっさり淡麗系のラーメンが好きな人に刺さりそうな味わい。
それゆえにチャーシュー丼の濃さが際立つが、そこがいい。むしろいい。




