栃木県佐野市にある「しまや食堂」。
弁当・仕出し・出前をメインに店内飲食の2本柱で営業する、夫婦で営む古き良き食堂。
昭和レトロ感じる年季の入った外観、雑多でこじんまりとした店内が雰囲気満点。
間違いない定番メニューと、弁当や仕出しメインが納得の味わいが安定感ある。
今回はそんな「しまや食堂」に行ってみた。
しまや食堂
今回訪問したのは栃木県佐野市堀米町、東武佐野線堀米駅より徒歩19分にある「しまや食堂」。
住宅街の一角にある隠れ家的な食堂で、非常に年季の入った昭和レトロな絶滅危惧種的なお店。
弁当や仕出しなど出前をメインに提供し、もちろん店内飲食での利用も可能だ。
老夫婦で営むお店で、旦那さんは軽バンで配達、奥さんが店内で調理と食堂をメインに担当されている。
定番の定食メニュー豊富で、こんな味の弁当だったらテンション上がるだろうなと感じさせる弁当や仕出しメインなのも納得の味わい。
駐車場
駐車場は店舗前のスペースに横付け。
旦那さんが配達に使用している軽バンが駐車している場合は店内で確認しよう。
しまや食堂の店内
こじんまりとした店内には雑多なものが置かれ、こういう店特有のカオス感も健在。
店内には2人掛けのテーブル席が2卓のみ。
店内奥の厨房へ向かう途中には学習卓が鎮座、きっとお店の書き仕事をする時に利用していると思われる。
右手の謎の個室は、小上がり席ではなくプライベートスペースようだ。
しまや食堂のメニュー
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しまや食堂行ってみた
訪問したのは2024年11月某日の昼時。
先客なしの後客なし、貸切状態。
旦那さんは配達、奥さんは調理に忙しそうだ。
注文を済ませ、コカコーラグラスのお冷で喉を潤しつつ待つこと15分あまり。
焼肉ライス大盛り
今回チョイスしたのは焼肉ライスのご飯大盛り。
メインの焼肉にご飯、中華スープ、漬物のセット。
どんぶりに山盛りご飯とか、なかなかにエグくてやばい(賞賛の意味で)。
粒が立っていて照り感あるビジュアルが旨し飯だと訴えかけてくる。
中華スープはラーメンスープに刻みネギを加えたもの。
ガラや香味野菜の旨みとほんのり甘み、化調ならではの風味感じる。
ネギのアクセントにスープの旨み引き立ち、素朴だけど後を引く旨さだ。
漬物はカブときゅうりのしば漬け。
地味に飯消費の即戦力として有望。
メインの焼肉は薄切りの豚ロースに、たっぶり千切りキャベツ。
レタスにキュウリ、カリフラワーにカニカマ。
〆のデザートのみかん付き。
薄めだけど大ぶりな豚ロース肉が4枚。
ご飯大盛りで消費するにはペース配分を要求されそうだ。
それではさっそく焼肉をいただこう。
醤油ベースにみりん、生姜におろし玉ねぎなどを使った王道の生姜焼き。
香ばしい香りが食欲を刺激する。
薄めだけどジューシーでパンチがあり、硬めに炊いた熱々ご飯が抜群の一体感。
これはご飯がすすむ。
タレと焼肉の脂を存分に吸収したキャベツも最高のおかず。
箸休めの野菜も素朴でいい。
しば漬けをおかずにご飯もモリモリいける。
案の定、終盤になり焼肉ロストしてしまったが、なんとかしば漬けとタレダクタクの千切りキャベツで乗り越えごちそうさま。
最後に
栃木県佐野市にある、しまや食堂に行ってみた。
これぞ紛れもなく古き良き昭和レトロな食堂といった雰囲気。
初見さんや耐性ない人にはハードル高いかもしれないが、レトロ食堂マニアにはきっとたまらないはずだ。
すごく美味しい、ハマるとかそういうのじゃないけれど、近所にあったら「腹減ったからしまやで飯食うか」的な素朴で家庭的な間違いない味がそこにある。
きっと佐野市のレトロ食堂後継者いなくて絶滅危惧種的な部類に該当するお店なのだろう、いつまでも末長く続けてほしいものだ。