料理のおじさんリュウジさんこと、料理研究家リュウジさんが、年末に人気の検証動画で全国お雑煮選手権を開催。
全国から厳選した8種類のお雑煮を実際に作って食べ、ランキング付けするというものだ。
今回は動画内で全国で栄えある一位を獲得した『千葉のり雑煮』を実際に作ってみた。
目次(タップできる)
全国津々浦々さまざまなお雑煮が存在する
お雑煮といえば、おせち料理にならんで正月に食べる料理の代表格。
筆者も毎年のように年明けに雑煮を作ってきた。
過去の雑煮※別ブログ
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雑煮と一口に言っても多種多様な種類があり、その数は100を超える。
大きく分ければ東西文化の分岐点「関ヶ原」より以東のすまし汁系、関西の味噌仕立て系、中国地方日本海側の小豆汁系などが有名。
また、関ヶ原以東は角餅を焼く文化(※一部角餅を煮る文化もあり)、以西は丸餅を煮る文化が主流。
代表的なものでは北海道が主流の鶏ガラ出汁、東北の煮干し出汁、関東のかつおと昆布出汁、京都のかつおと昆布出汁に白味噌を加えるもの、鳥取の小豆を使ったぜんざい風のもの、香川のいりこ出汁に白味噌を加えるもの、福岡のあご出汁などとにかく多種多様。
さらに各家庭の雑煮を加えればその数は計り知れない。
豊かな食文化を誇る日本ならでは。
リュウジさん推しの千葉のり雑煮
2024年の年末にバズレシピに投稿された「全国お雑煮選手権」では、全国から選りすぐりの8種類から全国一位の雑煮はどこか検証された。
栄えある一位を獲得したのが、リュウジさんの生まれ故郷千葉県のご当地雑煮『千葉のり雑煮』。
レシピなど詳細は以下のバズレシピ動画(千葉のお雑煮26:55)を参照してほしい。
リュウジさんも知らなかったという千葉の「のり雑煮」、正式名称は『はば雑煮』と呼ばれ房州産の「はばのり」を使用した、主に九十九里エリア(特に山武郡)で食べられるもの。
年の初めに食べると「一年中幅を利かすことができる」といわれる縁起の良い食べ物だ。
そしてこれがリュウジさんの『千葉のり雑煮』を再現したもの。
はばのりの代わりに使用したバラ海苔たっぶり、中央には鰹節と青のりが添えられており、芳醇な磯の香りに食欲をそそられる。
さっそく食べてみよう。
口に含むと、鰹節の華やかな香り広がり、追いかけるようにバラ海苔の磯感が突き抜ける。
青のりの香ばしさも良いアクセント。
口腔内ですべての磯の風味が融合し、出汁の旨みも濃厚で後を引く味わい。
餅との相性も抜群だ。
作るのも簡単だしたまに作ってもいいかもしれない。
最後に
料理のおじさんリュウジさんがイチオシの『千葉のり雑煮』作ってみた。
鰹節の華やかな香りと海苔の風味、出汁の旨みと醤油のコクきいた汁がシンプルなのにとにかく旨い。
バラ海苔の磯感と青のり香ばしさが絶妙で、餅との親和性も抜群。
ちょっと小腹が空いた時にもすぐ作れるし、正月に限らず作ってしまいそうだ。