栃木県宇都宮市にある麺 藏藏。
こだわりの味噌系や創作系などハイクオリティな一杯が味わえるラーメン店。
いわゆる人気店で週末ともなれば外待ち必至、県外から来るお客も少なくない。
今回はそんな麺 藏藏に行ってみた。
麺 藏藏
今回訪問したのは栃木県宇都宮市氷室町、JR宇都宮より車で19分。
国道123号線、水戸街道より狭い路地を住宅街へ入った一角に店を構える「麺 藏藏」。
通りから本当にこの先でいいのか?と思うほどの車1台ほどの幅しかない狭い路地の先にある、まさに隠れ家的なラーメン店。
2008年7月18日創業で、こだわりの味噌をはじめとして創作系など個性的でハイクオリティな一杯が味わえる。
週末ともなれば常時外待ちは当たり前、県外からもお客が訪れる人気店。
店主である松島氏は、トラックドライバーからパン屋へと転身、その後札幌の人気店「らーめんてつや」で修行ののち宇都宮市の「横浜家系ラーメン元町家」にて修行を経てオープンに至る異色の経歴をもつ。
味噌ラーメンの本場札幌での修行経験から、お店の看板メニューが味噌系なのもうなづける。
駐車場
駐車場は店舗前道路沿いに14台、少し離れた西側11台、店舗すぐのT字路を進んだ先に6台駐車可能。
麺 藏藏の店内
店内入り口横には外待ちベンチ席。
冬場はホットカーペットが敷かれていて暖かい。
白を基調とした店内、厨房内の赤タイルが目を引く。
高い天井が開放感ある。
入り口入るとすぐに4人ほど座れる店内待ち席、右手に厨房がありその手前にL時のカウンター席が10席ほど。
奥には4人掛けのテーブル席が3卓。
卓上調味料は、醤油・ラー油・酢・一味唐辛子・ハバネロソース・黒胡椒・岩塩。
店内入った正面に券売機が設置されている。
詳細
- 現金のみ
- 10000円紙幣まで対応
麺 藏藏のメニュー
利用方法
- 案内スタッフさんの指示に従う
- 待ち発生時は順番に待ち席で待機
・人数を聞かれるので伝える - 案内されたら食感を購入して手渡し案内された席に座る
- 卓上調味料を駆使して存分に料理を楽しむ
- 食後はティッシュゴミは設置されたゴミ箱に捨てて撤収
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麺 藏藏行ってみた
訪問したのは2025年3月9日11時過ぎ。
実に10年のぶりの訪問だ。
中待ち1組、外待ち1組4名、後客複数組で帰る時も外待ちが複数組。
初創作メニューにして看板メニューの『バジルdeグリーン味噌ラーメン』も気になるところだが、今回の目的は数日前より登場している限定メニュー。
つけとろドレミソTOMATO
今回チョイスしたのは、期間限定メニューの『つけとろドラミソTOMATO』。
ドレミソTOMATOのつけ麺バージョンで、濃厚な味噌ベースにトマトの酸味加えたイタリアン風なつけ麺。
麺はオリーブオイルとアップルビネガーで和え、たっぷりのネギ、飾りにローレルがあしらわれた湯むきトマト、唐辛子が添えられ仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノが贅沢に振りかけられている。
つけスープは、ローレル、唐辛子、刻みニンニクをオリーブオイルで炒め風味付け。
そこにベースの豚白湯スープ、味噌、トマトペーストを加えよく煮込み塩だれで調整しているのだろうか、最後に刻みネギの入った器に注ぎチーズをのせ炙ったら完成。
ちなみに味噌ダレには青源味噌の『宮味噌』を使用し、国産の生姜やニンニクを使用した特注のオリジナルブレンド仕様だそう。
割スープは魚介出汁のスープ。
まずはスープをひとくち。
濃厚クリーミーな豚骨系スープに味噌のコク深い味わい、ニンニクや唐辛子の辛味、バジルの爽やかな香りのアクセント広がるイタリアンな味わい。
トマトの酸味がきいていて、濃厚だけど後味は意外とさっぱりしている。
酸味の効果で塩味が際立つ。
それではメインの麺を、まずはそのままで。
麺は平打ちの太麺。
ゴワムチなコシのある食べ応え満点な存在感強い麺で、オリーブオイルの爽やかな香りぬける。
噛むほどに小麦の旨み感じパルミジャーノ・レッジャーノのコクと甘みを感じる。
さらにアップルビネガーのすっきりとして爽やかな酸味が、より一層小麦の風味を引き立てる。
今度はつけスープに浸して味わってみよう。
主張強そうな二つが絶妙な一体感で、味噌のコク深い味わいと芳醇な香りが広がる。
タリアテッレを彷彿させる平打ち麺が濃厚なスープによくマッチしていて、まさにイタリアンな気分を味わえる。
ネギを添えて食べると、ピリリと辛くてシャキシャキなアクセントがまたいい。
トロリとしたチーズ絡めると、より一層イタリアンな味わいに変化。
チーズのコクと芳ばしさに旨みを引き立つ。
味変に黒胡椒をかけてみよう。
挽きたてフレッシュな黒胡椒の風味香り、ピリリと辛くビターな刺激にコクも増し、イタリアンな味わいとの親和性抜群。
箸休めにトマトも食べてみよう。
ジューシーで甘味が強く癒しのひとときを味わえる。
今度はハバネロソースを加えて食べてみる。
ピリリとした辛味とキレのある酸味加わるとペペロンチーノのような味わいに変化。
これもまた旨し。
〆は割スープでいただこう。
魚介の香りが鼻腔をぬけ、出汁感加わりブイヤベースのような味わい。
トマトの酸味が絶妙で、深みのある味わいに変化。
完飲不可避な味わいにスープを飲み干しごちそうさま。
最後に
栃木県宇都宮市にある麺 藏藏に行ってみた。
人気のお店だけに日曜の昼時ともなれば行列必至。
圏外ナンバーもちらほらと。
味噌系を看板メニューにするだけあり、絶品の味わいでヤミツキになる。
創作系も絶品でハイクオリティな味わいなので、是非一度味わってみてほしい。