栃木県佐野市にあるくるまやラーメン佐野店。
味噌ラーメンを看板メニューにする、全国に展開するラーメンチェーン。
50年以上変わらないその味が愛され続ける秘訣のお店。
今回はそんなくるまやラーメンチェーンのひとつ、くるまやラーメン佐野店に行ってみた。
くるまやラーメン佐野店
今回訪問したのは栃木県佐野市浅沼町。
両毛線・東武佐野線佐野駅より車で9分、東産業道路沿いに店を構えるくるまやラーメン佐野店。
2021年12月28日に移転オープンしたお店。
くるまやラーメンは、全国に直営店33店舗、FC店108店舗を構える(2025年2月時点)ラーメンチェーン。
1968年に創業者である草野光男氏が国鉄綾瀬駅前にてうどん・そば屋を開店したのが始まり。
その後、1970年に足立区平野町の国道4号線沿い駐車場にて、観光バスを改造して「くるま」でラーメン屋を始めたのが「くるまやラーメン」の始まりであり名前の由来。
くるまやラーメンの名物といえば味噌ラーメン。
北海道千歳産の米味噌をベースに、秘伝の香辛醤油を加えたものを使用している。
ニンニクを加えているのも特徴だ。
これは創業当時より今も変わらず、当時の味を今に受け継いでいる。
基本的に味噌ラーメン・塩ラーメン・醤油ラーメン、そしてニンニクを加えない中華ラーメンが存在、変わり種でカレー味などもある。
直営店は全食材から味まで統一されているが、フランチャイズ店は麺と味噌・特製油のみが必須ではあるが、その他は各店舗の裁量に任されているので地域色を生かした味を堪能できるのも面白い。
駐車場
奥行きのある広い敷地に32台駐車可能。
くるまやラーメン佐野店の店内
クリームカラーをベースに清潔感があり、窓が多く明るい店内。
横長な店内は正面に白タイルが映える厨房、カウンター上にはサンプル画像が並ぶ定番スタイル。
厨房前にはカウンター席が7席。
窓際には4人掛けのテーブル席が5卓、正面右奥には小上がりがあり4人掛けの座卓が2卓。
卓上調味料は、醤油・酢・ラー油・黒胡椒・ゴマ塩。

くるまやラーメン佐野店のメニュー
※一品メニューはテイクアウト可
利用方法
- 好きな席に座る
- テーブルにて口頭注文
- 食後はレジで精算して撤収
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
くるまやラーメン佐野店行ってみた
訪問したのは2025年3月10日、佐藤の日の昼時。
先客3組、後客複数名。
さっそくメニューをチェック。
くるまやラーメンといえば餃子かライス無料で、学生のお財布に優しいイメージだった(ラーメンといえばくるまやな時もあった)が、無料ライスのみなようだ。
まぁ、いいでしょう。
さっそく注文を済ませて待つこと9分。
味噌チャーシュー
今回チョイスしたのは味噌チャーシュー、そして無料ライスの王道。
味噌チャーシューには肩ロースチャーシューが5枚、刻みネギ、中央には一味をふりかけた炒めもやしとわかめがたっぷりトッピングされている。
まずはスープからひとくち。
北海道千歳産の米味噌に秘伝の香辛醤油を加えた味噌をベースに、国内産の豚骨・鶏ガラ・昆布を一昼夜かけてじっくり炊き上げたスープをあわせたもの。
濃厚でコク深い味噌の風味に、ガラや豚骨の旨み溶け出すコラーゲンたっぷりなトロリとした口当たり。
まろやかな風味にピリッとした辛味とニンニクがガツンときいていてパンチのある味わいで、コクと旨みがより一層引き立つ。
やはり味噌は裏切らない。
無性に後を引く、飲み干したくなるクセになる味わいだ。
麺は日清製粉の小麦粉100%使用の中太縮れ麺。
若干柔めのもっちりとして程よくコシある食感で、スープの絡みも抜群。
ズルズルと啜れば、ニンニクがつんときいた濃厚なスープの旨みが突き抜ける。
もやしが茹でじゃなく炒めてあるのがいい。
ザクシャキ食感で、一味がふりかけてあるのでピリッとした辛味のアクセントがまたいい。
麺と一緒に味わえば、炒めて余分な水分が抜けているのでもったりせず、麺との一体感もある。
シャキシャキ食感が麺のもっちり感も引き立てる。
チャーシューも食べてみよう。
くるまやといえばシングルベリー(豚バラ肉)だが、佐野店では肩ロースを使用している。
提供間際は脂が融点に達していないので、ちょっと放置するなりスープに浸しておいてからいただこう。
じっくり煮込んであるので脂にクセがなく肉の旨みも十分、程よい噛み応えに肉感もある。
濃厚スープが良い味付けになっている。
後半になるとチャーシューから溶け出す脂でスープに深みが増す。
チャーシュー、そして黄金の国が育みし純白の宝石がここにある。
ならば答えはひとつ。

はい正解。
ご飯がモリモリいける。
ラーメンのボリューム満点、無料のライスもついて満足感の高い一杯だった。
もつ炒め(タレ)
サイドメニューから「もつ炒め」のタレも食べてみた。
濃厚な味噌ダレ絡めて炒めたもつ。
コク深く芳ばしく、もつの旨みとほどよい甘みがあとを引く。
ごはんが無限に食べられそう。
テイクアウトしてこれをつまみに金色のシュワシュワをいただくのも大いにありだな。
ごちそうさま。
最後に
栃木県佐野市にあるくるまやラーメン佐野店に行ってみた。
元は同町内の交差点沿いにあったお店だが、移転により店舗も広くなりアクセスしやすくなった。
真新しい店内だが、味は安定のいつものくるまやの味だ。
やはり味噌は裏切らない。
くるまやラーメンに来たのも16年ぶり、たまにはこういうラーメンもいいね。