栃木県栃木市にある小三郎。
佐野ラーメンの名店おぐら屋の系譜連なるラーメン店。
生姜ラーメンが名物で、地元はもとより遠方からも来客のある行列の絶えない人気店。
実はこのお店に行くと必ず食べる一杯がある。
その名は『辛つけめん』。
ピリリと辛い唐辛子に生姜合わさる刺激的でヤミツキになる一杯。
今回はそんな『辛つけめん』を味わいに小三郎に行ってみた。
【栃木市】小三郎 名店おぐら屋出身店主のラーメン店
今回訪問したのは栃木県栃木市大平町、東武日光線 静和駅より車で3分。
旧国道50号線沿いに店を構える小三郎。

佐野ラーメンの名店おぐら屋イズム受け継ぐ行列のできる人気佐野ラーメン店。
王道の透明度あるスープに針生姜たっぷりな『生姜らーめん』が人気で、地元だけでなく県外からもお客が訪れるほど。
小三郎は2003年に創業したお店。
店主は佐野市にある老舗佐野ラーメン店おぐら屋(1976年2月創業)にて、9年の修行ののち独立した。

白地に赤文字の看板もさることながら、ペールオレンジの建物が田園風景に映える。

針生姜をたっぷりトッピングした『生姜らーめん』が名物で、他にも佐野ラーメンの麺を使用したつけめん、手作りぎょうざなども味わえる。
チャーシューも美味しく、お持ち帰り目的で訪問する人もいるとかいないとか。
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【栃木市】小三郎のバラロールチャーシュー。アレンジ次第でいろんな味が楽しめる!!
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おぐら屋系の佐野ラーメン店として注目されている。
複数名の弟子を輩出し県内外に店を構え人気となっており、そちらでも生姜ラーメンを味わうことができる。
駐車場
旧50号線沿い、敷地入り口は2箇所。
駐車場には28台駐車可能。

【栃木市】小三郎の店内
ロッジ風な温かみのある店内。

レジ前の壁面には見覚えのあるサインも飾られていた。

店内右手奥側の壁沿いにL字のカウンター4席、中央に2人掛けのテーブル席3卓と4人掛け1卓。
手前窓際から左手奥の小上がりには4人掛けの座卓が4卓、2人掛け1卓。

卓上調味料は醤油・酢・ラー油・胡椒・七味。

【栃木市】小三郎のメニュー


メニュー一覧
メインメニュー
- らーめん 880円
- 生姜らーめん 980円
- チャーシューメン 1100円
- 生姜チャーシュー 1200円
- 生姜つけめん 980円
- 辛つけめん 1030円
トッピング
- 辛味トッピング(別皿) +50円
- 大盛 +150円
サイドメニュー
- つまみチャーシュー 500円
- もつ煮 450円
- ぎょうざ(3個) 390円
ドリンク類
- 生ビール 650円
- ビール 700円
- オールフリー 330円
- ジュース 220円
おみやげ
- らーめん 880円
- 生姜らーめん 980円
- 冷凍生ぎょうざ(5個) 530円
- 焼きぎょうざ(5個) 530円
- 冷凍焼きぎょうざ(5個) 530円
- チャーシュー 約2000〜3000円
- 冷凍チャーシュー 約2000円〜3000円
※税込
【栃木市】小三郎のルール・利用方法

利用方法
- オープン前、行列発生時は建物東側の外待ちベンチにて待機
・風防室内に記帳簿があるので「氏名」「人数」「希望の席」を記入する。 - 案内されたら席に座り口頭にて注文
- 食後は厨房前のレジにて精算し撤収
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
ピリッと辛くて生姜沁みる小三郎の『辛つけめん』
訪問したのは2025年6月12日(木)の13時半と遅めの昼飯ながら、行列はないものの先客5組10名と賑わう。
※昼時に通った時には外待ちが発生していた
今回チョイスしたのは、もうここに来たらこれしか食べてない『辛つけめん』。

真っ赤な油が浮かぶ、見るからに攻撃力高そうなつけスープが衝撃的。

スープの具材はとにかくたっぷりの針生姜、チャーシュー、メンマ。
そしてゆず皮が添えられている。


麺は佐野ラーメンならではの青竹手打ちの手揉みちぢれ麺。

それではいただきます。

ガツンとくる唐辛子の辛味と生姜のしびれる辛さ突き抜け、じんわりと汗が吹き出してくる。
鶏ガラの旨みをベースに乾物系の出汁感に濃いめの醤油きかせたキレがありコク深い味わい、そこに刺激的なエッセンス加わり攻撃力マシマシに進化している。
程よい酸味がすっきりしつつも唐辛子の辛味を際立たせ、生姜のほんのりビター感相まってクセになる後引く味わいへと昇華。
ちなみに
唐辛子のカプサイシンには発汗作用があり、生姜のジンゲロールが変性しショウガオールになることで強い辛味と発汗作用が生じる。
生姜に含まれるサンショオールが口腔内を刺激して痺れる余韻を感じる。
プリモチとしたコシある噛み応えで、舌触りなめらかで喉越し感も心地よい。
佐野ラーメンならではの不揃い感が食感にアクセントを与え、スープの絡みよく啜るたびにガツンと刺激が襲ってくる。
たっぷりと針生姜を添えて食べると刺激的。

チャーシューも食べてみよう。
脂をしっかり蓄えたバラロールだ。

脂身とろりと身はモチほろで噛むほどに旨みが溢れ出す。
野生的なクセは気にならず旨みをしっかり感じることができる。
小三郎の餃子も絶対食べるべき逸品
小三郎の手作りぎょうざも外せない。
3個で390円とリーズナブルなのもいい。

ぷっくりと見るからに具だくさんな、佐野ラーメンならではの餃子。

中はキャベツなどの野菜たっぷりでシャキシャキとした食感のアクセントが心地よい。
野菜の旨み甘み、肉の旨み濃縮したエキス広がり、何もつけなくてもいける旨さ。

タレつけて食べるとより一層旨み引き立ち、無性にご飯が欲しくなる。
お持ち帰りできるので、家で炊き立てご飯のおかずに食べるという選択もアリだ。
〆はスープ割り。

鶏ガラや乾物の出汁感が際立つ。
辛味マイルドで、ゆず皮の爽やかな香りと程よい酸味感が心地よい。

完飲すると、発汗作用極まり汗をかいてくる。
店を後にし、感じる外の涼しさに完全に整った。
最後に

栃木県栃木市にある小三郎に行ってみた。
栃木市内の佐野ラーメン店の中でトップレベルに人気の注目店。
ピーク時には行列が絶えない。
生姜らーめんが名物ではあるが、個人的には『辛つけめん』を激推ししたい。
刺激的な味わいがクセになる。
そして餃子も必食と言って間違いない。
佐野ラーメンといえば隣の佐野市がメジャーだが、是非ともおすすめしたいお店のひとつだ。
