ガロニを知っているだろうか?
先に答えを言ってしまうと、弁当などのメインの下に敷いてある付け合わせのことだ。
正確にはガロニチュール(garniture)といって、フランス語で付け合わせを意味する。
メイン料理の皿に付け合わせに添えられた料理のこと。
日本では「ガロニ」や「ガルニ」など呼ばれ、一番馴染み深いのは弁当のメインの下に必ずといっていいほど敷かれているパスタ、意外と旨くて好きな人も多いあれがそうだ。
カサ増し要員か残ったタレを味わうためのものと思われがちだが、それもあながち間違いではないかもしれないが実は非常に重要な役目を持っている弁当には欠かせない食材だ。
油っこいメイン料理のタレや油は高熱になると弁当容器を溶かしてしまう恐れがある。
それを和らげる役目を担っているのが、あのパスタ。
今回はそのパスタを主役にしたカップ麺『みんなが知ってるウマイやつ。名もなき下敷きスパゲッティ味焼そばハンバーグ弁当風』を食べてみた。
みんなが知ってるウマイやつ。名もなき下敷きスパゲッティ味焼そばハンバーグ弁当風
これが今回食べる、みんなが知ってるウマイやつ。名もなき下敷きスパゲッティ味焼そばハンバーグ弁当風。
コンビニ弁当を買うと、タレがかかっていたり脂っこいメイン料理の下に必ずといっていいほど敷かれているパスタ。
特にハンバーグ弁当のハンバーグの下に敷かれたアレを再現したという、開発者のマニアックな思考に衝撃を受けつつも、よくぞそこに焦点を置いてくれた、そして商品化を英断したエースコックに賞賛の意を称したいほどだ。
ハンバーグから溶け出した肉の旨みとデミグラスソースが絡む旨さを再現したという商品。
名もなき下敷きスパゲッティ味焼そばハンバーグ弁当風の詳細
作り方
さっそく開封すると、中にはかやく・香味油・調味たれが入っている。
麺は丸刃の太麺タイプの湯揚げめん。
かやくを加えてお湯680mlを注いだらフタをして待つこと5分。
かやくに少量の玉ねぎと豚・鶏味付き肉そぼろを加えるあたり、開発者の異常(賞賛の意味)なまでのこだわりを感じる。
5分経ったら湯切りして、香味油をまぶして全体的に麺をほぐすように絡める。
この段階でビーフの美味しそうな香りを感じてくる。
最後に調味たれを加えてよく混ぜ合わせたら完成だ。
みんな知ってるウマイやつ。食べてみた
完成したのがこれだ。
もうハンバーグ弁当のアレの香りが漂い、一瞬ハンバーグ弁当食べてたっけと錯覚するほど。
かやくは少量の玉ねぎと肉そぼろだけなので具材感は全然ない。
逆にそれがハンバーグ食べた後にパスタの上に残った玉ねぎやひき肉のカケラっぽい。

さっそく食べてみよう。
勢いよく啜れば、まさにハンバーグ弁当のアレの香りが広がる。

麺はもっちりとコシがあり、啜り心地なめらかでパスタっぽい口当たり。
ウスターソースのスパイシーな風味広がり、ケチャップの風味や醤油のコクきいたデミグラスソース風な味わいで、とろりとしたテクスチャーで麺によく絡む。
後に残る余韻にハンバーグの風味感じ、少量の具材がより一層アレ感を増幅させる。
最後に
エースコックから発売の「名もなき下敷きスパゲッティ味焼そばハンバーグ弁当風」食べてみた。
まさかのハンバーグ弁当のハンバーグの下に敷かれたパスタを再現するという、あまりにもニッチすぎるチョイスに思わず手にしてしまったほど。
想像以上の再現性で、開発者のヘンタイ的(賞賛の意味)なこだわりを感じさせる。
みんな知ってるあの味を高次元で再現しているので、気になる人は是非一度味わってみてほしい。