栃木県佐野市にある矢車食堂。
昭和レトロな駅近商店街のラーメン食堂。
王道の手打ラーメンにタンメン、味噌ラーメンからカレーラーメンなど少数精鋭揃い。
今回はそんな矢車食堂に行ってみた。
矢車食堂
今回訪問したのは栃木県佐野市田沼町。
東武佐野線田沼駅より徒歩4分にある、昔ながらの商店街の街並み残る県道115号線沿いに店を構える矢車食堂。
昭和レトロな外観にノスタルジックな感覚を覚える。
創業はいつかは不明だけれども、明記された電話番号から田沼町開発の黎明期を支えたお店のひとつってわかんだね。
雰囲気的には老夫婦が営むお店感あるが、無事後継者問題もクリアされたようで女性店主さんと女性店員さんの2名体制で営むお店のよう。
駐車場
店舗に駐車場は無し。
道路挟んだ向かいに買い物客専用の無料町営駐車場あり。
詳細
- 2時間まで利用可能
- 無料
- 11台まで駐車可能
矢車食堂の店内
こじんまりとした店内。
外観は年季が入っていたが、店内は改装されたのかとてもキレイで居心地が良い。
左手壁面にメニューが掲示され、壁沿いに4人掛けのテーブル席が2卓と3人掛け1卓。
右手小上がりには、2人掛けの座卓が2卓。
奥の厨房前にはカウンター席が3席。
カウンター中央には常連の先客さんが。
卓上調味料は、醤油・酢・ラー油・黒胡椒・七味。
矢車食堂のメニュー
利用方法
- 空いている席に座る
- 壁のメニューを見て口頭にて注文
- 奥のレジにて精算撤収
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
矢車食堂行ってみた
訪問したのは2025年3月7日昼時。
近くに仕事で来ていたのでずっと気になっていたお店に訪問。
先客はカウンター席の常連さん?のみ、後客1名。
さっそく席に陣取ると、壁に貼られたメニューをチェック。
カレーラーメン
今回チョイスしたのはカレーラーメン。
カレーラーメンといえば昭和初期、自然発生的に生まれたラーメンの新形態。
有名どころでは、新潟県三条市のラーメン店「東京亭」店主が戦前に東京向島のレストランで働いていた時のカレーから着想を得て生まれたもの(のちに三条カレーラーメンとしてソウルフードになる)。
1965年に苫小牧の「味の大王」で誕生した、札幌味噌ラーメンに対抗する看板メニューとして発売された「とまこまいラーメン」とその派生となる「室蘭カレーラーメン」などが有名だ。
ベースとなる手打ラーメンにカレーがトッピングされたもの。
ジャガイモに豚バラ入りのカレーに、ねぎ、ナルトがトッピングされている。
まずはスープからひとくち。
鶏ガラなどの旨みに乾物・魚介出汁の旨みと香味野菜の甘味感じる王道のあっさり中華スープ。
そこにトロリとした口当たりのカレーが加わり、辛さ控えめなスパイス感に深み増しコク深い味わいに。
麺は王道の平打ち中太な中華麺。
製麺所の手打ち式麺だろうか、均性がとれたビジュアルだ。
もっちりとしたコシ感と、なめらかな口当たりで喉越し感心地良い。
スープの絡みもよく、一体感も抜群。

ごろっと入ったジャガイモホクホクで、豚バラ肉もよく煮込まれているので柔らかい。
完飲は避けてきたけど、思わず完飲ごちそうさま。
最後に
栃木県佐野市にある矢車食堂に行ってみた。
昭和レトロな外観がたまらない。
この雰囲気だけで満足感満たされる。
王道の中華スープが素朴だけど完成度高く、老舗イズム感じる数多の佐野ラーメン店とは一線を画すラーメン食堂の底力を感じる。
何食べても間違いない、そんなお店だ。