栃木県佐野市といえば佐野ラーメンの聖地。
その最古店である「佐野ラーメン宝来軒」が閉店したのは衝撃だった。
その跡地を再利用し4月16日に新店がオープンした。
その名を麺屋はやかわ。
店主がこだわりを持って作る佐野青竹手打ちラーメンのお店だ。
異色の経歴を持つ若き店主の挑む佐野ラーメン店。
今回はそんな麺屋はやかわに行ってみた。
麺屋はやかわ
今回訪問したのは栃木県佐野市佐野市浅沼町。
両毛線・東武佐野線佐野駅より車で6分、東産業道路から路地に入ってすぐにある麺屋はやかわ。
かつての佐野ラーメンの最古店「佐野ラーメン宝来軒」が94年の歴史に終止符を打ち眠っていた店舗、そこに居抜きにて2025年4月16日にオープンした青竹手打ちの佐野ラーメン店。
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【栃木佐野】宝来軒。元祖青竹手打ちの佐野ラーメン店 - 隊長がいろいろとやってみた
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早川店主はDJと会社員を辞めてラーメン店に挑む異色の経歴の持ち主。
佐野市にある人気佐野ラーメン店「麺屋貴」にて修行、麺打ちからスープ作り、さらにはラーメンにかける情熱まで受け継ぎ店を持つに至る。
まだ20代というのに大きな決断だ。
今後は伸び代しかない。
奥様の実家が群馬の老舗醤油醸造所「岡直三郎商店」であることから、カエシには岡直三郎商店謹製の醤油を使用している。
さらに毎日店主が青竹にて手打ちする麺を味わうことができる。
駐車場
駐車場は店舗前に6台、店舗から20mほどの所に7台駐車可能な第二駐車場あり。
麺屋はやかわの店内
完全リニューアルし今風に生まれ変わった店内。
正面窓際にカウンター席が5席、北側には4人掛けのテーブル席1卓、2人掛け3卓。
奥側小上がりには4人掛けの座卓が2卓。
卓上調味料は、醤油・酢・ラー油・胡椒・にんにく。
麺屋はやかわのメニュー
利用方法
- 行列時はし受付簿に記入をして待機
・外待ちベンチあり - 店内案内された席に座る
・水のおかわりはセルフ - 口頭にて注文
- 食後は入り口近くのレジにて精算撤収
・レジ横にティッシュなど捨てるゴミ箱あり
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
麺屋はやかわ行ってみた
訪問したのは2025年4月16日。
先客は4組6名、後客複数名。
オープン間際には行列ができるほどだった様子。
席に案内され、さっそくメニューをチェック。
初日から全メニュー解放状態での営業だ。
チャーシューメン
今回チョイスしたのは、店主イチオシメニューの青竹手打ちチーシューメン。
いわゆる王道の透明度の高いスープより濃いめの色合い。
麺屋貴を彷彿させるビジュアル。
トッピングはチャーシュー5枚、ネギ、メンマ。
まずはスープからひとくち。
スープには佐野の名水を使用し、カエシには群馬の岡直三郎商店の日本一しょうゆを使用するというこだわり。
動物系のクセのない旨みとその奥に感じる乾物系の出汁感、濃厚なコクあるカエシの風味が全体をまとめる。
チャーシューから溶け出す肉の旨みもしっかり感じつつ、後味すっきりまろやかで甘い余韻が後を引き完飲を誘う。
麺は青竹手打ちの王道ピロピロ麺。
店主が毎日手打ちする麺には、3種類の小麦に北海道産小麦を絶妙なバランスで配合したものを使用しているそう。
モチモチとコシがあり、不揃い感ならではの食感のブレ感が佐野ラーメンならではの心地よさ。
喉越し感なめらかで、スルスルといける。
お互いに主張しすぎないので、スープとの親和性もよい。
バラチャーシューも食べてみよう。
ほんのりクセ感あるも、肉の旨みが溢れ出し上書きしてくるので気にならない。
柔らかホロホロで、口の中で溶けるよう。
脂身はトロトロで飲むように食える。
メンマはサクサクで、主張しすぎない絶妙な味わい。
ネギと一緒に啜れば、爽やかさとほんのり辛み感じすっきりとした味わい。
チャーシャーはご飯のおかずにも最適。
餃子
佐野ラーメン屋に来てこれを注文しない選択肢はない。
餃子(3個)とライス(普通)。
佐野ラーメンならではの具沢山大ぶりな餃子。
まずは何もつけずに食べてみる。
皮はほどよいもっちり加減で、焼き目パリッと芳ばしい。
具沢山な餡が口一杯に広がり、シャキシャキのキャベツにニラやニンニクなど香味野菜の香りと肉や野菜の旨み合わさるエキス感じる。
このまま食べるよりも、やはりタレをつけてこそその旨みが発揮されるというもの。
具材の旨みが引き立ち、ご飯もモリモリいける。
最後にスープを存分に堪能したらごちそうさま。
最後に
栃木県佐野市にある麺屋はやかわに行ってみた。
王道の青竹手打ちのピロピロ麺に、コク深い醤油の風味感じるスープが親和性抜群。
ほろり柔らかなチャーシューは溶けるよう。
餃子も具沢山で食べ応え満点。
人気店佐野ラーメン店の麺屋貴イズム感じる一杯。