福井県福井市にある今庄そば 福井駅改札外店。
全国屈指の蕎麦の産地である福井県の中でも有数の産地に数えられる今庄生まれの立ち食いそば店。
福井ブランド化進める今庄在来種を使用した蕎麦が味わえる。
今回はそんな今庄そば 福井駅改札外店に行ってみた。
目次(タップできる)
今庄そば 福井駅改札外店
今回訪問したのは福井県福井市、福井駅改札出てすぐにある今庄そば 福井駅改札外店。
福井県の今庄で生まれた、1930年創業の豊岡商店が運営する蕎麦屋「今庄そば」。
福井県は全国屈指の蕎麦の産地として有名。
なんと22種類もの在来種が存在、中でも代表的な在来種5種は県がブランド化を進めているほど。
そんな5種のひとつに数えられているのが、福井県中央に位置する南越前町今庄が発祥の1601年より栽培が始まった今庄在来。
かつて今庄駅にあった今庄そばが福井駅に駅そばとしてオープンしてから50余年の歴史があり、長い間、福井を訪れる人や県民に親しまれている。
現在、立ち食いスタイルのお店は福井駅構内、武生駅の2箇所のみという貴重な店舗のひとつ。
今庄そば 福井駅改札外店の店内
店内入ると左手に厨房、入り口側に注文カウンターあり。
店内内周沿いにカウンター席、中央にカウンターテーブルが1卓のみ。
厨房左奥側に返却口あり。
今庄そば 福井駅改札外店のメニュー
利用方法
- 受付カウンターで注文と支払いを済ませる
- 呼ばれたら注文の品を受け取る
- 食後は食器などを返却口に戻して撤収
今庄そば 福井駅改札外店行ってみた
訪問したのは2024年4月30日の12時。
※記事内の情報はすべて訪問当時のもの
店内満席で行列のため一旦撤収し、13時に再訪すると先客無し後客数名ほど。
さっそく注文を済ませると1分ほどですぐに呼び出されるので、注文の品を受け取り席に陣取る。
鰊そば
今回チョイスしたのは鰊そば。
砂糖と醤油で煮た大ぶりなニシンの棒煮が豪快にトッピングされ、刻みネギが添えらてた一杯。
スープは関西風な薄めの黄金色。
さっそくそばをひと啜り。
蕎麦は太めの柔らかもっちりとした食感、蕎麦の風味自体は良くも悪くも立ち食い蕎麦ならではの味。
出汁の旨みきいたあっさりとしたスープがほんのり甘味きいて優しい味わい。
ネギの風味が良いアクセントにきいている。
ニシンは甘辛く煮込んだもので、ふっくらとした食感で骨まで食べられる。
旨みも濃縮していて味わい深く存在感も強い。
蕎麦と一緒に食べると絶妙な一体感。
スープの風味を上書きするほどの存在感たけど、これが意外といい。
蕎麦よりもニシンが主役といって間違いない。
今度は卓上の一味をかけて食べてみる。
ピリッとした唐辛子の辛味との香りのアセントが味を引き締める。
ニシンの甘味溶け出すに合っていて、思わずすべて飲み干しごちそうさま。
最後に
福井県福井市にある今庄そば 福井駅改札外店に行ってみた。
かつて今庄そばを広めた立役者としての立ち位置にいたお店も、時代の流れとともに福井駅への移転を余儀なくされ今や福井駅構内、武生駅の2箇所のみとなってしまった。
今もなお旅行客や地元民に愛され続ける味を絶やすことなく、これから末長く続けててほしいものだ。
ちなみに福井名物の「越前蕎麦」とは別物ということだけ最後に伝えて終わりたいと思う。