一品香 城東店改め、一品香 小山。
昔ながらの昭和息づく、これぞ王道の一杯が味わえるラーメン店。
今風に染まることなくただまっすぐに、創業当時より受け継がれるしょうゆラーメンと餃子だけを提供し続ける。
小山市の至宝、それが今回訪問した一品香 小山。
目次(タップできる)
一品香 小山
今回訪問したのは栃木県小山市城東、JR小山駅東口より徒歩11分(800m)にある一品香 小山。
昭和50年(1975年)にラーメン・餃子専門店として創業。
地元に愛され続けて49年(2024年現在)、王道のしょうゆラーメンと餃子を看板メニューとする、小山市の至宝と謳われる人気ラーメン店だ。
かつては小山市に一品香が2店舗存在したが、現在は城東店のみとなり「一品香 城東店」から「一品香 小山」へと改名、名実ともに小山市を代表するお店のひとつとなった。
今風に染まることなく昔ながらの王道の味を貫き、創業当時の味と想いを受け継いでいる。
一見すると、昭和の普通のラーメンと思いがちだが、シンプルながらも素材を活かし丁寧に仕上げることで普通を究極へと高めている。
その一杯を味わおうと、県内外問わずお客が訪れ週末ともなれば行列が絶えない。
駐車場
駐車場は店舗正面に斜め停めスペース含んだ12台、東側の道沿いに4台。
お店の裏手に17台ほど駐車可能。
一品香 小山の店内
入り口すぐ右手に屋根付きの待ち席、店内手前右奥にも10名ほど座れる待ち席あり。
風防室には券売機が設置されている。
詳細
- 10,000円紙幣まで対応
- 現金のみ、電子マネー等は使用不可
- 食券の複数枚同時購入対応
店内入ると正面にテイクアウトなどの受付カウンターがあり、その奥に広い厨房。
厨房前には真っ赤なカウンターが存在感抜群なカウンター席が9席、その背後と右奥側に4人掛けのテーブル席が4卓、6人掛けのテーブル席が2卓。
卓上調味料は、醤油・酢・ラー油・胡椒など。
一品香 小山のメニュー
一品香 小山のメニューはこんな感じ。
※2024年6月9日時点
メニュー
ラーメン
- 具なしラーメン 800円
- (大)具なしラーメン 900円
- ラーメン 1000円
- (大)ラーメン 1100円
- チャーシューメン 1150円
- (大)チャーシューメン 1250円
- チャーシューメン肉増し 1400円
- (大)チャーシューメン肉増し 1500円
- チャーシューメン肉増W 1650円
- (大)チャーシューメン肉増W 1750円
サイドメニュー
- ライス 210円
- 半ライス 110円
- 餃子5個 500円
- 餃子3個 350円
トッピング
- 魅惑の肉脂増 100円
- のり増し 150円
- メンマ増し 150円
- ネギ増し 100円
- 生玉子 50円
ドリンク
- ビール 650円
- コーラ/オレンジ/ウーロン茶 200円
お土産
- 焼き餃子
1人前(5個)500円/2人前(10個)1000円/3人前(15個)1500円/4人前(20個)2000円/5人前(25個)2500円 - 生餃子
1人前(5個)500円/2人前(10個)1000円/3人前(15個)1500円/4人前(20個)2000円/5人前(25個)2500円 - 冷凍餃子
3人前(15個)1500円/5人前(25個)2500円 - 魅惑の肉脂(冷凍) 650円
- お土産ラーメン(冷凍) 1人前 1000円/2人前 2000円
- チャーシュー角切りメンマのマル特セット 650円
- お土産メンマ 600円
- 餃子のタレ 50円
- ラー油(大) 1200円
- ラー油(小) 350円
- 赤粉 450円
- 保冷バッグ 150円
一品香小山の利用方法
- 商品を決めてから券売機に行き食券を購入
- 列の最後尾に並ぶ
- 並び時にオーダーを聞きに来るので食券を渡す
- 案内されたら店内待ち席に移動
- 呼ばれたら席に移動
- 食後はティッシュなどのゴミはゴミ箱へ捨て撤収
備考
- 代表待ち禁止、全員揃ってから列に並ぶ
※もうすぐ来るはダメ
意図的な違反が判明した場合はペナルティとして最後尾に並び直し - 商品以外の店内撮影は禁止
他のお客やスタッフが映り込む撮影禁止
※スタッフとの記念撮影は店主の承諾を得てから(混雑時は除く)
一品香 小山行ってみた
訪問したのは2024年6月9日11時半ごろ。
出遅れたので覚悟はしていたが、駐車場はほぼ満車、外待ちは15名ほど。
店内待ちを合わせたら25名ほどになるのだろうか、相変わらずの人気っぷりである。
さっそく食券を購入し列に並ぶ。
1時間越えも覚悟したが、50分ほどで料理の提供を受けるに至る。
チャーシューメン肉増し+魅惑の肉脂増し+半ライス
今回チョイスしたのは、チャーシューメン肉増し。
追加で魅惑の肉脂増し、半ライス。
チャーシューメン肉増しにはロース・肩ロース2種のチャーシューが6枚、薄めに斜め切りされたネギ、メンマがトッピングされている。
なんといってもこの大判で暴力的なビジュアルのチャーシューがインパクト抜群。
これこそが一品香 小山のアイデンティティ。
まずはスープをひとくち。
程よい醤油の色味きいた透明度のあるスープは、口に含むと芳醇な醤油の香りとともに動物系の旨みがガツンとくる。
それでいてクドさは皆無で、まろやかでコク深く野菜などの出汁きいた甘みの余韻感じる。
王道の中の王道、王者の風格すら感じさせるその味わいは、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しつつ何年経とうとも色褪せることなく食べるすべての人に感動を与える。
ひとくちのつもりが気付けば何度も味わっていたことに気づく。
それでは麺をいただこう。
麺は太麺でブリンブリンのモッチモチ食感で噛み応えがある。
存在感の強い麺だが、まろやかなスープとの相性が抜群に良い。
下手をすれば麺が主張しすぎてしまうところだが、それが絶妙な一体感を醸し出している。
ズルズルと啜るたびに、スープの芳醇な香りと旨みが広がる。
今度はチャーシュー(ロース)も食べてみよう。
炙りが入っているので香ばしく、ジューシーな脂が表面を潤す。
弾力ある噛み応えで、噛むほどに肉の旨みが溢れ出す。
程よく厚みがあるので、肉食ってる感半端ない。
脂身はスープの熱で徐々に柔らかくなってくるので、後半になるとまた違った味わいを堪能できる。
今度は肩ロースだ。
こちらは柔らかめで、ジューシーさも満点。
スープの熱が加わると柔らかさも増してくる。
後半になるにつれ、スープにチャーシューの脂と香ばしさが溶け出すので、濃厚なコク旨スープに変化する。
同時に塩味の奥に感じる甘い余韻が、より一層完飲を誘う。
後半は肉脂をスープに加えて食べてみる。
スープにジャンクなエッセンスが加わることで味わいがガラリと変わる。
生姜の風味がよいアクセントにきいていて、全体に肉の旨みも広がるのでこれも至高に旨い。
究極至高のセルフチャーシュー丼
一品香小山の楽しみ方で外せないのはセルチャー丼。
旨いチャーシューを食べていて、無性にご飯が欲しくなった人は少なく無いはず。
それを究極的に体現したのがセルチャー丼。
今回はSNSでとある人がやっていた、ライスにチャーシューと肉脂を乗せた究極のセルチャー丼。
味付のオイリーな肉脂自体がタレ代わりに食べるチャーシューが旨い。
旨み溢れるチャーシューに肉脂のコクと旨みがドーピングされ、ポテンシャルが何倍にも跳ね上がる。
ご飯もモリモリいけてしまう。
お腹のキャパに余裕のある人は是非一度試してみて欲しい。
最後に
栃木県小山市にある一品香 小山に行ってみた。
親から子、その孫にいたるまで食べた人をトリコにさせる至高の一杯、その味を求め県内外問わず訪れる人がたえない安定の人気店。
大ぶりで食べ応えのある至高のチャーシュー、あっさりしつつも奥深いコクと旨み蓄えたスープ。
そして特徴的なブリモチな太麺がヤミツキになる。
小山市には人気店数多くあってどこに行こうかと悩むかど、是非その選択肢のひとつに加えて欲しい。