愛知県名古屋市にある味仙 今池本店。
名古屋名物の台湾ラーメン発祥のお店として、地元民や観光客などに親しまれてきた台湾料理店。
辛さと旨さの融合した辛さの先にある深い味わいが後を引く一品をはじめとした、種類豊富な料理の数々が人気。
今回はそんな味仙 今池本店に行ってみた。
味仙 今池本店
今回訪問したのは愛知県名古屋市千種区今池、今池駅「9番出口」より徒歩2分(90m)にある味仙 今池本店。
味仙は本格派の台湾料理店として1962年に創業したお店。
かつて名古屋で中華料理店「万福」(1945年創業)を営んでいた郭夫妻、その5人の子供達がそれぞれ味仙を開業。
万福の味を踏襲しつつも、独自に進化した5系統の味仙の味が存在する。
今回訪問した長男が創業させた今池本店が始まり。
パンチのある辛さが特徴の長男の「今池本店(1962年開業)」、繊細で濃厚な味付けが特徴の次男の「八事店(1973年開業)」、辛さと濃いめの味付けで大衆向けな味が特徴の長女の「矢場味仙(1981年開業)」、辛さとコクきいた飲み干したくなる味が特徴で持ち帰りの台湾ラーメンを考案した次女の「藤が丘店(1982年開業)」、オリジナルの塩台湾を生んだ三男の「日進竹の山店(1987年開業)」。
今池本店系は直営店を名古屋に2店舗、八事系は直営店を常滑市の中部国際空港セントレア内に1店舗、藤が丘系は直営店を名古屋に1店舗、日進竹の山系は名古屋に2店舗・豊田市に1店舗・東京都に3店舗を展開している。
また大阪市にもグループ店があり、こちらも刈谷市に直営店を1店舗展開している。
同じ味仙でも違った味わいを楽しむことができる。
本店は今や全国的に有名となった『台湾ラーメン』の発祥となったお店で、台湾の名物料理『担仔麺』に鷹の爪を加えて辛くアレンジした料理をまかない飯として出していたのがキッカケ。
他にも100種類を超える豊富な品揃えが自慢で、もちろん辛さの調整も可能なので老若男女問わす楽しむことができるそう。
味仙 今池本店の店内
赤と白を基調とした店内は、いかにも台湾料理店といった雰囲気ただよう。
入り口すぐに受付レジがあり、その横には名物の食品サンプルなども陳列されている。
店内左手に広い厨房、手前側にカウンター席が8席、仕切りで区切られたテーブル席が280席。
さらに8人〜60人まで利用可能な個室が8室あり。
味仙 今池本店のメニュー
タップ拡大可
利用方法
- 受付で案内された席に座る
- 店員さんを呼んで口頭注文
- 食後は注文レシートを持って受付レジで精算撤収
味仙 今池本店行ってみた
訪問したのは2024年9月26日21時半頃。
先客多数で賑わうも、カウンター席に3名ほどの空きがあったので待たずに席に案内される。
賑やかなので後から注文するのも大変そうなので、ある程度まとめて注文を済ませる。
7分ほどで一通り揃うスピード提供。
まずはさっぱりとグレープフルーツサワーで喉を潤す。
暑い時に飲む柑橘系な一杯は癒し。
アサリ炒め
1品目は海鮮類からアサリ炒め。
たっぷりのアサリを唐辛子とニンニクをガッツリきかせて炒め、醤油で味付けした人気メニューの一品。
ニンニクの芳醇な香りが広がる。
ピリッとした唐辛子の辛さ強めは、さすがは唐辛子マーク2本のメニュー。
アサリはプリっとした噛み応えで、濃いめの味付けに大人の炭酸飲料もすすむ。
醤油に溶け出すアサリの旨みで汁も美味い。
※塩分強いから飲み過ぎ注意
青菜炒め
惣菜類から青菜炒め。
たっぷりの青菜をニンニクとバターで炒めた塩気きいた一品。
オイリー感強いバター絡み、塩の味付けにニンニクもガッツリときいている。
シャキシャキでほんのりビターな風味が後を引く。
手羽先
肉類から手羽先。
名古屋にきたらやはりこれは外せない。
甘辛濃厚なタレ絡めた手羽先。
上品に箸で食べるのいいけど、手づかみの方が圧倒的に食べやすい。
関節部分の肉を味わったら、関節を掴んで歯で噛みながら引っ張るとするりと身が抜ける。
濃厚で照りのある甘辛でコク深いタレ、ふっくら柔らかとした身の旨みに何個でもいけてしまう。
台湾ラーメン
〆は麺類から台湾ラーメン。
発祥店で食べる一杯はまた格別。
まずはスープからひとくち。
表面に唐辛子の辛さ感じる真っ赤な油がたっぷり。
ひき肉から溶け出す旨みと唐辛子のピリッしたキレのある辛味がガツンときいていて、ガラの旨みきいたあっさりとしたスープがコク旨で絶妙な一体感を醸し出す。
麺は中細ストレート麺。
乾麺のような独特の小麦感、プリモチとした食感で、パンチの強いスープとの親和性も抜群。
ミンチの旨みにニラの風味が絶妙で後を引く旨さ。
最後に
愛知県名古屋市にある味仙 今池本店に行ってみた。
矢場味仙しか行ったことなかったので、初の今池本店。
ガツンときいた味わいに大人の炭酸飲料がすすむ。
発祥店の台湾ラーメンはピリッと辛くてコク深い味わいが後引く。
名古屋に来た感あって満足のひとときだった。
