栃木県栃木市にある麺堂HOMEにて伝説の油そばが復活していた。
麺堂HOMEは現中華そばとちの葉の店主である栃木氏が創業させたラーメン店。
アットホームな雰囲気が居心地の良いお店だ。
今回復活した油そばは、かつて小山市にあった「ラーメン虹ノ麺」の名物メニューのひとつ。
かつての創業者であった星博仁氏の元で働き、同店の2代目店主を務めたのが栃木氏。
そんな始まりのお店の伝説の一杯が復活した。
【栃木市】アットホームなラーメン店 麺堂HOME
今回訪問したのは栃木県栃木市片柳町、東武日光線栃木駅北口より徒歩5分にある麺堂HOME。

「家のような存在でありたい」という想いから、Mr.Childrenが2007年3月14日に発売した13枚目のアルバム「HOME」からインスピレーションを受けて名付けたそう。
当然店内で流れるBGMはミスチルなのは言うまでもない。

鶏淡麗系を看板メニューとし、他にも鰹系・背脂系つけ麺を提供。
数量限定の鶏白湯系も抜群に美味しい。
また定期的に変わる「気まぐれ飯」も要チェックだ。
麺堂HOMEは栃木市室町の「みつわ通り」沿いにて2012年4月15日のプレオープンを経て5月5日にオープンしたお店。
その後現在の場所に移転し2014年12月20日に再オープンを果たした。

初代店主であり創業者の栃木歩氏は、かつて小山市にあったラーメン虹ノ麺の2代目店主を務めた経歴があり独立オープンさせたのがこのお店。
虹ノ麺は、長野の名店「麺道 麒麟児」を創業させた新潟市出身の星博仁氏がオープンさせたお店で、新潟燕三条系ラーメンや油そばなどが人気だった。

星氏に師事したこともあり、麺堂HOMEでは虹ノ麺を思い出させる背脂醤油つけ麺や、麒麟児イズム感じる淡麗系な一杯も味わえる。
栃木氏が現在店主を務める「中華そばとちの葉」はまさに麒麟児イズムの極みのようなお店。
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麺堂HOMEの駐車場
駐車場は店舗奥にある大駐車場が利用できる。
駐車スペースはたくさんあるので安心だ。

麺堂HOMEの店内
ミスチルの流れる店内。
壁面は大開口の窓が多い明るい。
この構造上、夏場はエアコンが効きづらいのは愛嬌。

店内入ると正面左手に厨房、その手前窓際に店内待ち席があるので暑い夏でも涼しく過ごせるのがありがたい。
中央に仕切りのあるカウンター席が4席ずつの計8席。
窓際にもカウンター席が4席、奥の小上がりに4人掛けの座卓が3卓。

店舗奥の黒板には、限定メニューや本日の気まぐれ飯について紹介されているので要チェックだ。
麺堂HOMEのメニュー
麺堂HOMEのルール・利用方法
利用方法
- 行列時は店頭の名簿に記帳
・店内待ち席が空いていない場合は、外待ちベンチ付近に並ぶ - 呼ばれたら指定された席に座る
- 口頭にて注文を済ませる
- 食後はレジで精算撤収
・ティッシュゴミは席に用意されたビニール袋に入れる
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
【栃木】麺堂HOMEの油そばを堪能する
訪問したのは2025年7月26日(土)12時。
ピークタイムだったが並ぶことなく店内へ。
先客は11組14名くらい、後客複数名。
さっそくカウンター席に陣取ると注文を済ませる。
油そば
今回チョイスしたのは油そば(並)。

かつて虹ノ麺で提供されていたものを、麺堂之助(※閉店)にて栃木氏が復活させてから数年の歳月が過ぎ再び復活を遂げた一品。
残念ながら鬼脂などの脂増しのシステムはないが、当時の味を懐かしむことができる。

たっぷりの背脂に茹でもやしとキャベツ、刻み玉ねぎ、チャーシュー、花かつおがトッピングされている。

さっそく底からしっかり混ぜていただこう。

ずるりと重量感ある啜り心地。
鼻腔をぬけるカエシの香ばしさ、黒胡椒のスパイシーな香り。
もっちりとコシの強い太麺に絡む、カエシと背脂が合わさり乳化したタレがテラテラと光沢あるビジュアルがエロい。

背脂は全くクドさがなく甘み感じる。
カエシの醤油のコクと塩味により一層甘みが引き立つ。
黒胡椒のピリッとスパイシーなアクセントも絶妙。
チャーシューの旨みに玉ねぎの甘み、もやしやキャベツのシャキシャキ感に食べ応えも増している。
ジャンク感マシマシな一杯だ。
最後に

栃木県栃木市にある麺堂HOMEで復活の油そば食べてみた。
クセがなく甘みのある背脂、こしの強いもっちり太麺が食べ応え満点。
カエシの塩味と背脂の重量感がジャンクな一杯だった。



