群馬県太田市にRamen Crazy Jennyが2025年11月29日(土)よりオープン。
栃木県佐野市にある超人気店アメノオトで修行をした店主が独立オープンさせたお店。
アメノオトイズム感じる一杯を味わえる。
栃木県佐野市で初の昆布水を提供したアメノオト、その影響を色濃く受ける小山市にある昆布水つけめんが人気の名店ヨコクラストアハウス。
そしてその遺伝子が太田市へと受け継がれ、さらなるアップデートを果たした昆布水つけめんが誕生した。
今回はそんな昆布水つけめんを味わいにCrazy Jennyに行ってみた。
【群馬太田】Ramen Crazy Jenny
今回訪問したのは群馬県太田市飯田町、東武伊勢崎線太田駅より徒歩13分にあるRamen Crazy Jenny。

大人の歓楽街の一角に店を構えるラーメン店。
2025年11月29日(土)にオープンしたこのお店、りき店主は栃木県佐野市の超人気店「UNITED NOODLEアメノオト」を最後の修行の地としトータル4年の修行を経て同年7月31日に卒業ののち独立という経歴をもつ。
アメノオトイズムを残しつつ、りきエッセンスを加えアップデートさせた一杯が味わえる。

看板メニューは『醤油そば』と『昆布水つけめん』の2本柱。
店主自ら丹精込めて作るチャーシューは、作り置きではなくその日に作った方が旨いという信念のもと、睡眠時間を削ってまで毎日仕込みを行っているそう。
お客さんに旨いもん食べてもらいたい、そんな想いの詰まったチャーシューが味わえる。
店主曰く「気持ち入ってるから」だそう。

ちなみ今年一杯は定休日無しで、年末年始を過ぎてから決めるとのこと。
若さゆえの無茶だろうけど、くれぐれも身体にだけは気をつけてもらいたいものだ。
駐車場
店舗の駐車場はなし。
近隣にコインパーキングが複数あるのでそちらを利用しよう。
お店から110m(徒歩2分)のところにある「中央パーキング」は、昼間(7:00-19:00)4時間まで100円・夜間(19:00-7:00)30分100円で駐車できるのでおすすめ。

【群馬太田】Ramen Crazy Jennyの店内
床が真っ赤で情熱的な店内。

カウンター8席、カウンター席背後に4人掛けのテーブル席が2卓。

卓上調味料は藻塩のみ。

店内入って窓際に券売機あり。
券売機詳細
- 現金のみ
- 1000円札紙幣まで対応
【群馬太田】Ramen Crazy Jennyのメニュー
メニュー一覧
メイン
- 醤油そば(並) 1100円
- 醤油そば(大) 1250円
- 味玉醤油そば(並) 1250円
- 味玉醤油そば(大) 1400円
- 昆布水つけめん 並(200g) 1200円
- 昆布水つけめん 中(300g) 1350円
- 昆布水つけめん 大(400g) 1500円
- 味玉昆布水つけめん 並(200g) 1350円
- 味玉昆布水つけめん 中(300g) 1500円
- 味玉昆布水つけめん 大(400g) 1650円
トッピング
- 味玉 150円
ご飯もの
- 半ライス 150円
- ライス 200円
- チャーシュー丼 450円
ドリンク類
- 瓶ビール アサヒスーバードライ 700円
- レモンサワー 550円
- ハイボール 600円
クレイジーファストパス(5,000円)は店主の目の前のカウンター席を確保できるプレミアムバス。
【群馬太田】Ramen Crazy Jennyのルール・利用方法

利用方法
- 行列時は店舗前に並ぶ
・店舗入り口横の椅子に座り、椅子から後続は歩道脇の赤い「ラーメン旗」を先頭にして横に並ぶ
・くれぐれも自販機横に並んで階段を塞ぐようなことのないように気をつけよう - 店員さんに呼ばれたら店内で食券を購入し手渡す
- 案内された席に座る
・水は券売機横にセルフ給水機あり
・手荷物用のカゴが券売機横にある - 食事を堪能したら撤収
・カゴを使用した場合は戻しておく
・空缶やペットボトルは外のゴミ箱へ
なお、店頭自販機で購入したドリンクは店内持ち込み可。

記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
【群馬太田】Ramen Crazy Jennyの昆布水つけめんを堪能する
訪問したのは2025年12月1日の11時3分頃。
平日ではあるがすでに外待ち4組5名の後客多数。
30分ほどで店内に案内され、食券を購入してカウンター席に陣取る。
クレイジーファストパス買ってないけど、りき店主の麺さばきを目の前で観覧できるアリーナ席(立ちじゃないけど)を引いたようだ。
昆布水つけめんの注文率が高めのようで、じっくりとRIKI店主が麺線を整える様子が伺えた。
味玉昆布水つけめん
今回チョイスしたの味玉昆布水つけめんの中(300g)。

麺線美しく均整が取れたトッピングは、低温調理の豚型ロースが4枚、スライスレモンに穂紫蘇。
昆布水が惜しみなくたっぷり注がれている。
麺用の器は氷水にくぐらせしっかり冷やし、つけスープの器は湯気が立つ麺茹で寸胴上に設置された棚でしっかり温めるという心遣い。
つけスープの具材はネギ、味玉、チャーシュー。
表面には濃縮した動物系の脂が浮かぶ。

まずはセオリー通り麺をそのままいただく。
※食べ方の解説があるので初めて食べる人は参考にするといいだろう

全粒粉をブレンドした麺で、切刃の番手にこだわり若干幅広に仕上げた中太麺を使用している。
氷水でしっかり締められた麺は、バキバキと強いコシ感に咀嚼も増えて小麦の香ばしさと旨みを存分に感じられる。
濃密な昆布水の旨みが広がり、とろみ相まってつるシコとした心地よい喉越し感。
今度は卓上の藻塩をひとふり。

お店で使われている海人の藻塩は、瀬戸内海の美しい海水とホンダワラなどの海藻を使用し職人の手によって昔ながらの製法で作られた一品だ。

塩辛くなく、まろやかな口当たりで豊富なミネラルを感じられ、昆布水の旨みもより一層引き立つ。
思わず3回くらい食べてしまった。
あやうくスープのことを忘れてこのまま食べ進めそうになったが、ふと我に帰り事なきを得る。
それでは本番、スープに浸して味わおう。

豚と鶏をベースにしたものだろうか、濃厚で嫌な雑味のない動物系スープに、乾物などの出汁感じる和テイストな味わい。
カエシのキレ感がしっかりとアピールし、香ばしくコク深い仕上がりが絶妙。
昆布水の出汁感相まって麺の旨みをより引き立てる。
シャキッとしたネギの食感と甘みのアクセントが秀逸。
店主の気持ちが入ったチャーシューもいただこう。

昆布水纏ったチャーシューは、もっちりとした口当たりで噛むほどに肉の旨みをダイレクトに感じられる。
嫌なクセがまったくなく、旨みしっかりなのにさっぱりとした後味。
スープに浸ったチャーシューの方はどうだろう。

脂がのっていてジューシーだ。
やわもちとした口当たりで、スープを吸収して旨みが爆増している。
今度はレモンを絞ってみよう。

柑橘系の爽やかな酸味がスープによく合う。
穂紫蘇も試してみよう。
ほんのりピター感あるが、プチプチとした食感心地よく爽やかな香りが鼻を抜ける。

味玉は白身プリっと黄身半熟で濃密で甘み感じる味わい。
スープに浸しなから食べると最高。

〆は残ったスープにたっぷり昆布水を投入しスープ割。

チャーシューの旨み溶け出す濃密な味わいに昆布水の旨みが融合。
程よいとろみが口当たり心地よく、醤油の香ばしさが際立ち豚の旨みもより引き立つ。
お腹いっぱいだけど完飲不可避。
チャーシュー丼
チャーシュー丼も食べてみよう。

チャーシューがたっぷり贅沢で、髢ネギが添えられている。
ソースはアメノオトで7月末に行われたRIKI店主の卒業イベント時に考案されたもので、当時夏の限定冷やし中華に使用されていた鰹出汁きかせた自家製の中華タレをベースにしたものだそう。

食べてみるとチャーシューはシルキーな口当たりで、もっちりとしつつも柔らかな絶妙な食感。
マスタードの風味は主張し過ぎず、ほんのり酸味がきいていてスパイシーな味わい。
タレのコク感と甘み、後からくる余韻は冷やし中華のあの後味のような既視感がある。
甘みのあるタレのチャーシュー丼は苦手派だが、これに関してはこの甘み正解。
そして何によりチャーシューが旨い。
絶対一緒に注文した方がいい。
最後に

群馬県太田市にオープンしたCrazy Jennyに行ってみた。
第一印象で決めていた昆布水つけめん食べてみた。
こだわりの麺、これがバキバキのコシ感と小麦の風味ともにベストで高いポテンシャルを秘めている。
アメノオトイズムだけでなくヨコストイズム、いやこうなったらUNITED NOODLEイズムというのが正解か、つけスープの完成度も高く後引く旨さ。
今度来たら醤油そば、なんて思っていたけれど、気づいたらまた昆布水を食べていそうな気がしてならない。
まだオープン間もないため、年末年始までは休みなしで営業するそう。
くれぐれも身体を壊さないようにしてほしいものだ。


