独特の甘酸っぱさと香り、パリッとした食感が特徴的なピクルス。
瓶詰めのピクルスって、どうしていつも蓋がビクともしないんだ?
結論から先に言うと、驚くほど簡単に開ける方法がある。
必要なアイテムはたったひとつだけ。
ピクルスのあの独特の風味がクセになる
ピクルスとは野菜などをスパイスや塩・酢などを合わせた調味液に漬け込む西洋風の漬物。
そのまま食べてもいいし、料理の付け合わせ、具材として使うなど汎用性が高い食べ物だ。
その起源は紀元前4000年の古代メソポタミア文明まで遡る。
野菜を保存するために塩水に漬け込んでいたことが始まりで、古代エジプトやヨーロッパ、アメリカなど各国に伝わり、独自の進化を遂げ根付いたものが現代のピクルスだ。
ドイツではキャベツを塩漬けにして乳酸発酵した「ザワークラウト」、フランスでは小さなきゅうりを白ワイビネガーとハープで漬け込む「コルニション」、イタリアは数種類の彩りある茹で野菜を酢漬けにする「ジャルディニエーラ」、アメリカではハンバーガーやホットドッグでお馴染みの「きゅうりのピクルス」が代表的。
ある意味、日本の漬物もピクルスといえる。

瓶詰めピクルスを簡単に開ける方法
そんなピクルスだが、瓶詰めで販売されているのが一般的。
蓋を開けようとしたら高確率で蓋がビクともしない。

液体が固着して開かないとかそういうんじゃなくて、外気圧と瓶の内気圧に差が生じることが原因だ。
蓋の横を叩いたりゴム手袋や濡れ布巾を利用して開ける方法もあるが、ピクルス瓶はちょっと別次元なレベルでそんな程度じゃ開かない。

そんなん初期装備でラスボスに挑むようなもの。
でもたったひとつのアイテムがあれば驚くほど簡単に開いてしまう。
それはスプーンだ、そうスプーン。
大事なことなので2度言った。
やり方はとても簡単。
まずスプーンを蓋と瓶の間にひっかける。


そのまま瓶との接地面を支点として、テコの原理で瓶方向に力をゆっくり加える。
あまり一気に強くやると蓋が曲がってしまうので、とにかく慌てず焦らず軽くでいい。

すると蓋から「パコン」という音がする。
それが合図だ。
スプーンによりできた隙間から空気が流動し、外気圧と内気圧の均衡が保たれることで蓋が回せるようになる。
たったこれだけ、あんなに手を痛くしながら開けていた蓋が驚くほど簡単に開きすぎて拍子抜けするほど。

最後に
今回は高確率で開かないピクルスの瓶の蓋を簡単に開ける方法を解説した。
まじで感動レベルに簡単に開く。
ピクルスなどと同系統の商品は大体外気圧と内気圧の差で開かないことが大半なので、この方法をやれば一発で開く。
ピクルスを買って来た時には是非試してみてほしい。
