栃木県佐野市にある麺家ゐをり。
まるで御伽話の世界から飛び出してきたような世界観ただよう佐野ラーメン店。
人気の醤油や塩ラーメンだけでなく、定期的に登場する創作メニューを求めて訪問するお客も多い。
佐野ラーメン店ではめずらしい、味噌系メニューも提供するお店。
今回はそんな麺家ゐをりに夏の限定味わいに行ってみた。
【佐野市】麺家ゐをり 御伽話から飛び出したようなお店
今回訪問したのは栃木県佐野市。
東北自動車道「佐野藤岡インター」から車で6分、県道270号線沿いに店を構える麺家ゐをり。

2008年にオープンしたこのお店、カフェのようなおしゃれで女性でも気軽に入りやすい雰囲気を目指しているそう。
佐野らーめん会加盟店のため、佐野ブランド認定の王道佐野ラーメンが味わえ、醤油や塩だけでなく、創作系にも力を入れていて定期的に限定メニューが提供される。
都内の中華料理店などで修行ののち、かつて佐野市にあった名店「とかの」での修行を経て独立オープンさせたお店。
佐野ラーメンでは珍しい味噌系もあり、何度来ても飽きさせないバリエーションに富んでいる。
中華料理店の経験を活かした自家製杏仁豆腐も人気だ。
店名の由来は「ゐ(居心地)」「を(音楽)」「り(料理)」から来ているそうで、居心地のよい音楽流れる空間で美味しい料理を楽しむことができる。

まるでジブリのような世界観ある、メルヘンの世界から飛び出したような外観。
入り口から漂うジブリ感がハンパない。

麺家ゐをりの駐車場
駐車場は店舗前に5台、奥側に4台駐車可能。


さらに道路を奥に70m進んだ先、T字路右手に8台駐車可能な砂利の駐車場あり。
大きめな車だときついかもしれない。

【佐野市】麺家ゐをりの店内
ゆったりとした音楽流れる店内。
開放感のある天井、土壁風に仕上げられた壁面、一枚板を使用したカウンター。
さらにアンティークな家具を使用した、古民家をイメージさせる雰囲気だ。

厨房横には大樹の切り株風なスペース(トイレ)があり、中に入るとトトロでもいそうな雰囲気。

アンティーク家具を使用した2人掛けのテーブル席が2卓。
窓際にはカウンター席が4席、奥には小上がりがあり6人・4人・2人掛けの座卓が1卓ずつ。


卓上調味料は、醤油・酢・ラー油・ミックスペッパーホール・七味唐辛子。

【佐野市】麺家ゐをりのメニュー
【市名】店名のルール・利用方法+G系なら【コールや注文方法など】
利用方法
- 満席時は外で待機
・外待ち席5席あり
・記帳簿などはなし
・代表待ち可 - 案内された席に座る
- 口頭にて注文
・呼び出しボタンあり - 食後はレジにて精算撤収
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
【佐野市】麺家ゐをりの夏の一杯 食べるラー油をかけて食べる濃厚ゴマダレ冷やし中華
訪問したのは梅雨は何処へやら、初夏の暑さ感じる6月の昼時。
先客はナシ、後客複数名。
さっそく席に陣取るとメニューをチェック。
夏季限定メニューを求めてやってきたが、まさかの3種類である。
だがしかし夏といえば「冷やし中華はじめました」でお馴染み、これを注文しない理由が見当たらない。
そこに冷やし中華があるから。
食べるラー油をかけて食べる 濃厚ゴマダレ冷やし中華
今回チョイスしたのは、本日の限定『食べるラー油をかけて食べる 濃厚ゴマダレ冷やし中華』。
さらに本日の店主気まぐれミニサービス丼の『山椒と青唐辛子ソースの肉団子丼』。

トッピングは刻みネギ、千切りきゅうり、鶏チーシュー、メンマ、ミニトマト、温泉卵に糸唐辛子。
別添えで自家製食べるラー油付き。


食べるラー油は最初からかけても、途中からでも、チョットずつかけながらても良いらしい。
まずはそのままでひとくち。

濃厚なゴマダレの芳ばしい香り広がる。
クリーミーな口当たりでコク深く、ほんのり酸味のさっぱりとした余韻感じる味わいだ。
麺は手揉みちぢれ系の太麺でもっちりコシ強く、小麦の風味相まって甘味引き立つ。
今度は食べるラー油をかけてみる。
ラー油の赤が加わるだけでイメージがガラリと変わる。

食べラーとゴマダレをよく絡めて食べてみよう。

食べるラー油のピリッとした辛味とコクが、濃厚ゴマダレのポテンシャルを引き上げる。
抜群の親和性で、担々冷やし中華然とした味わいに変化する。
温玉崩して絡めると、コク深くまろやかな味わいに変化、食べ応え感も増す。

鶏チャーシューはしっとりあっさり。

メンマはサクサク、シャキシャキのきゅうり添えて食べればさっぱりと冷やし中華気分も高まる。
ミニトマトは癒し。

担々麺っぽい味わいになったし、こういう選択肢もあるのでは?

旨いことには旨いのだが、さすがにこれは違ったらしい。
店主気まぐれの山椒と青唐辛子ソースの肉団子丼
店主気まぐれメニューは一定期間ごとに変わる。
今回提供されていたのは『山椒と青唐辛子ソースの肉団子丼』。

山椒と青唐辛子のソースに和えた肉団子がたっぷりトッピングされた漢飯的な一品。
ふっくらとした肉団子に甘辛なタレで優しい味わいと思いきや、すぐにカラシビ感が襲ってくる。
山椒の爽やかな香りが広がり、程よいしびれ感に青唐辛子のキレある辛味のアクセントが絶妙。
これはご飯がモリモリいける。
夏にぴったりな一品揃いを堪能、ごちそうさま。
最後に

栃木県佐野市にある麺家ゐをりで夏の限定メニューを食べてみた。
創作系に定評のあるお店だけに、今回の限定も間違いない一品だった。
ピリッとした辛さとゴマタレのコクが絶妙で、普通の冷やし中華とは一味違う味わいが楽しめた。
レギュラーメニューもいいが、定期的に登場する創作系からも目が離せない。
思わずリピートしたくなるお店だ。






