栃木県宇都宮市にあるラーメン ジャンクス。
完全個室のG系ラーメン・まぜそば店。
完全個室という珍しいスタイルで、周りの目を気にせず味わえる。
また無料トッピングは券売機で選択するのでコールの必要もなく、初心者でも気兼ねなく食べに来られる。
ラーメン、まぜそばだけでなく、つけ麺、汁なしラーメン、台湾まぜそばに激辛ラーメンなど豊富なメニューが揃う。
今回はそんなラーメンジャンクスに行ってみた。
【宇都宮市】ラーメンジャンクス 初心者にも優しい二郎インスパイア系
今回訪問したのは栃木県宇都宮市下栗町。
JR宇都宮駅より車で13分、県道46号線真岡街道沿いにあるラーメンジャンクス。

2020年2月29日にオープンしたG系(二郎インスパイア系)のラーメン店。
定番のラーメン、まぜそばに加えて、つけ麺、汁なしラーメン、台湾まぜそばに激辛ラーメンなど豊富なメニューが揃う。
バラック風の倉庫か工場のような、それでいてアメリカの開拓時代を彷彿させる雰囲気ただよう外観が存在感抜群。
G系店といえばカウンターに猛者逹が席を並べ、店主の「ニンニクどうしますか?」という合言葉に呼応するかのように呪文のようなコールを詠唱する、そんなイメージだ。
完全個室というG系店では珍しいスタイルで、他の人の目を気にせず味に全集中することができる。

この手のお店では無料トッピングのコールが初心者に敬遠されがちだが、ここ下栗店では券売機であらかじめ無料トッピングを選択できるのでコールを覚える必要もない。
女性店員さんが多く対応も親切で優しく、客席や注文方法など初心者に非常に優しい。

西部開拓時代の炭鉱を彷彿させる入り口。
奥には重厚な鋼鉄製を彷彿させる扉があり雰囲気満点。

2025年2月17日には煮干しを使用したG系メニューが味わえる2号店が宇都宮市中央にオープン、宇都宮市で注目のG系店として進化し続けている。
駐車場
敷地入り口は画像の看板挟んだ店側と手前側に1箇所ずつ。
駐車場は約20台駐車可能。


【宇都宮】ラーメンジャンクスの店内
扉を開けると風防室がありタッチスクリーンタイプの券売機が設置されている。

券売機詳細
- タッチスクリーンタイプ
- 現金のみ対応
- 10,000円紙幣まで対応
その右手にある扉の先は薄暗く、雰囲気満点な空間が広がる。


アミューズメント施設感があってなんだかワクワクする。
店内すぐ左手には店内待ち席があり、ここに来たタイミングで店員さんが食券を受け取りに来る。

店内は完全個室になっていて、通路左右に個室が並ぶ。
たぶん10号室まであっただろうか。

奥に厨房があり、テイクアウトなど利用の場合はこちらのカウンターで受付するようだ。
追加注文をしたい場合は近くのスタッフか、ここで注文すれば問題なさそうだ。
鉄格子の小窓のついた鋼鉄製を彷彿させる個室扉は監獄の独房を彷彿させる。

室内は木造だが鉄板を打ちつけたような壁面に剥き出しのパイプ、トレロ感あるペンダントライトなど雰囲気満点。

テーブル席は最大6名は利用できそうだ。

卓上調味料は、ブラックペッパー・フライドガーリック・一味唐辛子・カエシ・酢・マヨネーズ・カレー粉・花椒。

【宇都宮】ラーメンジャンクスのメニュー
※その他グッズなども席にて購入可
※紙エプロンは10円にて購入可能
※普通盛は一般的なラーメンの約2倍量
※小盛は一般的なラーメンの1.5倍量
※ヤサイの量は少なめ(約150g)、ふつう(約350g)、マシ(約500g)、マシマシ(約700g)
【宇都宮】ラーメン ジャンクスのルール・利用方法【コールや注文方法など】

利用方法
- 食券を購入し行列発生時は列に並ぶ
・店内に待ち席6席ほどあり
・テイクアウトの場合は食券購入したら店内左奥(10号室付近)の厨房前カウンターへ
・通路が狭いので一列になってならぶ
・無料トッピング等は券売機で選べるのでコール必要無し - 店内待ち席まで来ると店員さんが食券を受け取りに来る
- 案内された個室へ
・現金にて追加トッピング可能
・グッズ、お土産、テイクアウトも注文可能 - 食後は使用した食器などを扉側のテーブル端に集めておく
・席でのんびり談笑やスマホをいじらずになるべく早く席を開けるよう協力する - 扉を開けた状態にして撤収
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
【宇都宮市】らーめんジャンクスのラーメン食べてみた
帆訪問したのは2025年12月12日(金)の12時過ぎ。
先客は待ち8名、後客多数で外待ちが発生するほど。
さっそく食券を購入し列で待機。

10分ほどで個室に案内され、3分ほどで提供。
ラーメン+ニンニクマシマシ+アブラマシ+豚カス脂+生玉子
今回チョイスしたのは、ラーメンに無料トッピングでニンニクマシマシ、ヤサイ普通、アブラマシ、カラメなし。
別容器で豚カス脂と生玉子。

山のような350gのヤサイ、上から大量の味付けアブラ。
サイドには刻みニンニクがたっぶり、ヤサイの下に埋もれるように豚が2枚トッピングされている。

まずはヤサイに味付けアブラを絡めていただこう。
たっぷり茹でもやしに少量のキャベツ入り。

シャキシャキのもやしに甘みのあるキャベツの旨み。
味付けアブラは醤油ダレの風味を吸収したコクと甘み感じる濃厚な味わいで、程よい塩味も相まってヤサイの旨みを引き立てる。
スープは国産豚のゲンコツ、背ガラ、背脂、豚肉を使用して、一日かけてじっくり煮込んだものをベースにしている。
甘みとコクのあるカネシ醤油ベースにした醤油ダレを合わせたもの。

非乳化系でさらりとした口当たり。
鼻腔をぬける香ばしいかおりが心地よく、醤油のキレとコク感にクセのない豚のマイルドな旨み感じる。
いわゆるガチ系と比べると比較的ライト仕様な味わいだ。
ある程度の野菜を食べたら麺を食べてみよう。
極太のオーション麺で、ワシワシとしたコシの強い食感が食べ応えあり、体感的に麺量300g以上にも感じるほど。

噛むほどに小麦の風味・旨みあふれ、スープとの相性も抜群。
野菜の下に隠れていた豚も食べてみよう。
国産豚の腕肉を使用したチャーシューで、ベースのスープ仕込み時に一緒に半日もの間じっくり丁寧に煮込み、ラーメン用のカネシ醤油を使用した甘め醤油ダレにしっかり漬け込んだもの。

箸で持つと崩れるほどのホロホロ加減。
口に含むとホロリとほぐれ、豚のクセ感皆無で濃厚な旨みを感じる。
ニンニクをスープに合わせると一気にジャンク感が増し食欲も一気に増す。

スープとニンニクが融合するとスープのコクと旨みも倍増。
ガツンとした刺激が脳天突き抜ける。

豚カス脂は背脂だけじゃなくほぐし肉も入っているので肉感あって、醤油ダレの甘みや脂のコクをダイレクトに感じられる。
ヤサイや豚に絡めたり、麺に絡めて食べると最高だ。

口の中が重くなってきたら、生玉子ですき焼き風にいただこう。

生玉子のコクとまろやかな味わいとさっぱりとした後味が癒し。
麺だけでなく、豚をディップして食べるのもあり。

終盤は残っていた豚カス脂を加えてジャンク感も爆増。
オイリーな背脂のガツンとくる旨み融合した濃密なスープがよく絡む。

コクや甘みも引き立ち、あとを引く味わいに箸も止まらない。
ここで輝くのが卓上の一味唐辛子だ。

若干単調になりがちなところに唐辛子のアクセントが豚骨スープのポテンシャルを高めるドーピング的な効果を発揮する。
唐辛子の辛味とビター感に味の深みも増し、脂のクドさもマイルドになって後味もスッキリとして食べやすい。
ここまでくると擬似的にスープが微乳化したような白濁した状態になり、ジャンクで攻撃力高めな味わいに変化する。
醤油ダレの塩味も際立ち、突き抜ける旨さが完飲を誘う。

あまりのコク旨感にあやうく完飲しそうになるも、半分ほど飲んだところで我に返る。
最後に

栃木県宇都宮市にあるラーメンジャンクスに行ってみた。
ずっと興味があったが、日曜にやっていないということがネックで5年ほど未訪だったお店だ。
アミューズメント施設感のある雰囲気と個室というシステムが面白く、完全券売機制になってコールも必要ないので初心者に優しい。
ガッツリとG系ではなく若干マイルド仕様なので食べやすい。
もちろんカスタマイズ次第でガチ仕様にすることも可能。
あまりG系で完飲を視野に入れることはないが、ここは思わず完飲したくなる味だった。
宇都宮に来た際にはおすすめしたいお店のひとつだ。


