福井県福井市にある越前蕎麦 見吉屋本店。
福井県越前市を発祥とする越前蕎麦を提供する蕎麦店。
芳醇な香りと食感、心地よい喉越し感が特徴的で、鰹の出汁きいた汁におろし大根を合わせたものをぶっかける越前おろしそばが名物の福井のソウルフード。
今回は福井市で人気の越後蕎麦 見吉屋本店行ってみた。
目次(タップできる)
越前蕎麦 見吉屋本店
今回訪問したのは福井県福井市順化、福井鉄道福武線 福井城址大名町駅より徒歩1分にある越前蕎麦 見吉屋本店。
創業より90余年、福井県越前市発祥の越前蕎麦を看板メニューとするお店。
四代に渡る伝統技法により生み出される、本物の越前そばの特徴的な香り・喉越し・食感を提供することにこだわっている。
もちろんそば粉にもこだわりがあり、長年の経験により技を極めた職人が福井県小和清水産の石臼のみを使い丁寧に挽いたものを使用。
使用する福井県在来種の玄そばは、小粒で身が詰まっていて固い性質のため、この石臼で挽くのが最適解だそう。
創業以来より本節削りのみで仕上げる伝統的なこだわりの至高の鰹出汁をベースに、石川県加賀市産の淡口醤油に地元福井産濃口醤油をブレンドしたものを合わせ使用しているそう。
厳選した鰹節を使用することは当然ながら、毎日その日に使う分だけダシをとることでベストな風味を感じることができる。
そんなこだわりづくしの一杯が味わえる。
駐車場
駐車場は店舗向かって左手の一方通行を進んだ左手にあり。
越前蕎麦 見吉屋本店の店内
店舗入るとすぐ左手にレジカウンター、店内奥に厨房があり手前に2階への階段。
2人掛けのテーブル席が6卓、4人掛けのテーブル席が3卓。
2階には4人掛けのテーブル席が6卓。
卓上調味料は七味唐辛子。
越前蕎麦 見吉屋本店のメニュー
利用方法
- 1階or2階の空いてる席に案内される
- 席にて口頭注文
- 食後は1階入り口のレジで精算撤収
越前蕎麦 見吉屋本店行ってみた
訪問したのは2024年4月30日11時20分頃。
先客は10組15名ほど、後客複数。
※記事内の情報はすべて訪問当時のもの
1階は満席で2階に案内される。
席に陣取るとさっそくメニューをチェック。
ご飯ものも興味がそそられるが、初志貫徹、目的通りの品をオーダー。
越前おろしそば
今回チョイスしたのは、冷たいおそば・おうどんメニューから『越前おろしそば』。
越前そばにトッピングは本かつお節、ネギ。
昆布出汁に厳選した鰹節の出汁、そこに淡口醤油と濃口醤油を合わせたものに、辛味大根と青首大根をおろしたものを合わせたダシ汁がついてくる。
ここで何の疑いもなくダシ汁につけて食べてしまうところだが、越前蕎麦の正式な食べ方としては不正解。
豪快に蕎麦のうえにダシ汁をぶっかけて食べるのが王道。
さっそく具材と一緒に味わってみよう。
しっかりとしたコシの強い食感で、噛むほどに蕎麦の芳醇な香りが広がる。
噛み応えがあるのでこれくらいの蕎麦の太さがちょうどいい。
そして何よりエッジがきいているので喉越し感も心地よく、食べる手も止まらない。
濃厚な出汁の旨みきいたコク深い味わいで、トッピングの鰹節も相まって啜るたびに鰹節の芳醇な香りが鼻腔を抜ける。
最初はピリリとした大根の辛味を感じるが、後から甘い余韻が広がり絶妙な一体感を醸し出す。
ひんやり冷たくてさっぱりしているので、夏場など暑い季節にはたまらないだろう。
ネギの風味も良いアクセントにきいていて、さっぱり感も増す。
最後に
福井県福井市にある越前蕎麦 見吉屋本店に行ってみた。
福井名物のひとつに数えられる越前蕎麦。
有数な蕎麦処である福井県、その歴史は1471年にまで遡るそう。
越前市を発祥とする越前蕎麦が誕生したのが1601年で、今では大根おろしを添えるスタイルが当たり前となっている。
蕎麦つゆにつけて食べるのが普通と思っていたので、なかなか斬新。
そしてこれがまた旨い。
出汁の旨みに大根おろしの風味が絶妙で、さっぱりとしているのでいくらでも食べられてしまう。
福井に来たさいには是非一度、越前蕎麦を味わって見て欲しい。