落ち着きつつあるとはいうものの世の中いまだに「令和の米騒動」にともなう米の買い占めが続き、米不足にともなう高騰が続いている場所もあるそう。
9月になり新米の季節ともなり、在庫が潤沢なお店も多くはなったが、未だ都会では米を求めて県外まで出向く人も少なくないという。
田んぼに囲まれた筆者の住う地では越境買い占めの影響なく、近所のスーパーには新米が山積みされているわけだが。
そんな中、松屋フーズでは2024年9月10日より、令和6年度産の国産100%の『新米』の取り扱いを開始。
これは白米食いに行くしかないでしょう!!ということでさっそく行ってみた。
松屋、今年の新米入荷す!
松屋フーズは、2024年9月10日より「松屋」「松のや」など全国のグループ661店舗で新米の取り扱いを開始。
出典:松屋
令和6年度産の国産100%の新米を使ったとれたての美味しいごはんを全国で味わうことができる。
しかも「松屋」では定食メニューは特盛まで無料、「松のや」ではおかわり無料サービス(一部店舗を除く)を実施しており、松屋の一部店舗でもそれを真似しておかわり無料サービスを開始する店舗もあるほど。
「松屋の新米#食べればわかるさ」、この言葉にすべてが集約されている。
その自身のほどが伺える。
松屋の新米🌾#食べればわかるさ pic.twitter.com/qHSR2lDy14
— 【公式】松屋 (@matsuya_foods) September 9, 2024
これはもう新米食いに行くしかないでしょう。
ということでやってきたのは、栃木県小山市にある松屋小山店。
栃木県は関東で最も店舗が少なく松屋自体がレアなチェーン店で、宇都宮7店舗、小山1店舗、佐野1店舗と店舗が非常に偏っているため選択肢はおのずと限られてくる。
唯一の小山店が更地(のちに建て替えのためだったと知る)になったのを見た時には絶望したものだ。
リニューアルオープン後初の訪問である。
あらかじめモバイルオーダーで注文内容を決めてから訪問と抜かりはない。
※注文画面は撮りなおした
お店に到着し、席を確保したら支払いを完了させればオーダー完了だ。
ちなみに「豚汁変更」、メインメニューの味噌汁を豚汁に変更するというものだが、単品と値段は同じなのでワンチャン味噌汁が豚汁にクラスチェンジしないかと淡い期待をして選択してみた。
2023年12月にリニューアルしたばかりの真新しい店内。
松屋の現在の主流スタイルとなるセルフオーダー→番号呼び出し→セルフ受け取り→セルフ食器返却方式のお店。
まだ早朝7時だというのに店内は先客5組ほど、後客も家族連れなど続々とやってきて賑わう。
さすがは3連休&新米の力?
ライス大盛ダブル+豚汁+山形だし
今回チョイスしたのは、ライス大盛(350g)ダブル、豚汁、山形だし単品。
豚汁変更でワンチャンいけるかと思ったけど、やっぱりライスにセットの味噌汁がちゃんと2つ付いてきた。
豚汁は豚肉、自社製富士山豆腐、にんじん、大根、玉ねぎ、里芋、ごぼう、蓮根。
青ネギはたぶん変なオーダーの客いるな、って呆気に取られてトッピング忘れたと思われる。
山形だしとは、いわゆる山形県の郷土料理のひとつ。
松屋ではきゅうり、青じそ、茄子、みょうが、ネギ、昆布などを細かくカットし、醤油で和えた一品を提供。
味噌汁は定番の油揚げとわかめのやつ。
ライスはひとつにまとめてしまおう。
松屋のライスは小盛130g、並盛200g、大盛350g、特盛430gあるので、メカを飛び越えてギガ盛といったところか。
純白で艶ある光沢感が全てを物語っている、「食ってみな?とぶぞ?」と。
後半に残しておくと腹一杯で飲めなくなりそうなので、最初にノーマルの味噌汁は飲んでしまおう。
油揚げのオイリー感溶け出す、わかめの風味きいたコクあるしっかり塩味きいた味噌汁。
これも十分ご飯のおともとして戦えるじゃないか。
すかさずご飯をかっこむ。
粒が立っていて、口に含むと米一粒一粒の存在を感じることができる。
ふっくらしっとりとして瑞々しく粘りがあり、噛むほどに甘みとほんのりクセのある芳醇な香りが鼻腔をぬける。
奥にほんのり感じる苦味が米のコク感を引き立て、合わせる味噌汁の塩気が米の旨みをより一層引き立てる。
今度は豚汁に合わせてみよう。
そのままでもいいけど、個人的には追い七味と紅生姜を加えるとより白米がすすむと思う。
汁の旨みを吸った豚肉、トロリとした里芋、玉ねぎの甘みなど感じ、そこに七味のピリッとしたアクセントがたまらない。
すかさず米をかっこむ。
その究極のマリアージュに思わず天を仰ぐ。
具材はもとより、汁だけでも十分おかずになる。
お次は山形だしで食べてみよう。
すでに勝ちが確定された未来しか見えないけど、ご飯にぶっかけていただこう。
シャキシャキのきゅうりの食感心地よく、昆布のネバネバ感と出汁旨み醤油のコクが絶妙にマッチした味わい。
青じその風味のアクセントもいい。
そしてご飯との親和性は抜群で、これさえあればご飯無限にいけるんじゃないかレベルに旨い。
あまりにご飯がすすむのものだから、箸が止まらず気づけば完食。
ごちそうさま。
最後に
松屋で2024年9月10日から提供開始された新米を味わいに行ってみた。
「食べればわかるさ」の言葉どおり、艶やかで甘みがあり粒立ちのよい旨し米だった。
豚汁に山形だしという最強のおかずに700gの米もあっという間に完食。
せっかくの新米のシーズン、この味を是非あじわってみてほしい。