愛知県名古屋市にある風来坊。
名古屋のソウルフード『手羽先』、正式名称は『手羽先唐揚げ』でありその発祥となるお店が風来坊。
素揚げした手羽先に甘辛なタレやスパイス、ゴマなどをまぶしたピリ辛で後を引く味わいが特徴的な一品。
今や名古屋の居酒屋では定番メニューとなり、全国的にもご当地名物として有名となった。
今回はそんな元祖の味を味わうべく、風来坊 栄店に行ってみた。
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風来坊 栄店
今回訪問したのは愛知県名古屋市中区栄、地下鉄東山線 栄駅「12番出口」より徒歩3分にある風来坊栄店。
名古屋市の名物料理『手羽先唐揚げ』発祥のお店。
風来坊は株式会社WING MODELの運営する名古屋市を中心に展開するチェーン店で、1963年創業(第一号店)のお店。
創業者である大坪氏は、北九州小倉生まれで北九州市門司にて夫婦で10席ほどの小さなお店を営んでいたのがはじまり。
当時お客の要望でメニューにない鶏の唐揚げを出したところとても好評で、それがキッカケで生まれたのが風来坊でも人気の若鶏の半身を豪快に揚げ焼きし秘伝のタレと調味料で味を整えた『ターザン揚げ』。
鶏の料理の本場九州で磨き上げた秘伝のタレとともに地元を離れ、名古屋市熱田区比々野に店を構えたのが風来坊の始まり。
名前の由来は大坪氏をイメージして奥様が命名。
創業当時は、北九州時代の名物『ターザン揚げ』を看板メニューとして提供していたが、とある日に発注ミスにより若鶏が入手できない事態に。
その時、仕入れ業者に山のように積み上げられていた手羽先を発見、当時はスープの出汁とり程度にしか使われなかった手羽先を秘伝のタレにつけて調理してみたところ大ヒットとなった。
手羽先が脇役から主役となった瞬間である。
元祖手羽先唐揚げは、飽きのこないシンプルな味付けが後を引くヤミツキになる一品。
これにインスパイアを受けたのが、手羽先で風来坊とともにメジャーな世界の山ちゃん。
独自の進化を遂げた山ちゃんと元祖の味風来坊をキッカケとし、いまや名古屋では定番グルメになるほど有名になった。
風来坊 栄店の店内
店舗入り口の外に受付あり。
※時間帯や混雑具合による
1階には掘りごたつの席など個室あり。
2階にも店舗があり、店外の左手待ち席の奥のエレベーターで2階へ。
店内に入ると右奥にL字の構造で、正面奥に厨房。
4人掛けや2人掛けのテーブル席が多数、お一人様向けな対面のカウンター席もあり。
席には卓上調味料などはなく、皿に箸、紙ナプキンと手羽先の骨を入れる容器のみ。
風来坊 栄店のメニュー
利用方法
- 1階外の受付で案内を受ける※時間帯による
- 店内で案内された席へ移動
- 備え付けのQRコードを読み込み、LINEセルフオーダーで注文
- LINEセルフオーダーで精算ボタンを押し席で精算して撤収
風来坊 栄店行ってみた
訪問したのは2024年9月28日18時あたり。
予約せずに訪問すると、1階入り口横の待ち席には複数組が待機状態。
受付で予約していないことを告げると、店員さんが確認をしてくれて1時間だけなら空いているというので運良く待ち無しで2階席に案内される。
即口頭にて手羽先を注文し、LINEセルフオーダーで注文を済ませると程なくし注文の品が到着。
手羽先は時間がかかるので遅れて登場だ。
風来坊秘伝のレモンサワー
まずはお通しのきんぴらをつまみに風来坊秘伝のレモンサワーをいただこう。
甘さ控えめで、レモンの酸味と果肉感があって旨い。
お通しのきんぴらは、ごぼう・にんじん・枝豆・鶏皮入り。
ごぼうのザクザク食感と土の香り、鶏皮はプリプリ。
ゴマの香ばしさ、甘辛な味付けが後を引く。
燻玉ポテサラ
つまみにチョイスしたのは、燻玉ポテサラ。
ポテトサラダに燻玉をトッピングし黒胡椒をたっぷりふった一品。
口に含むと薫香が広がる。
ホクホクとした食感のジャガイモに、玉ねぎの甘辛な風味とキュウリのシャキシャキとしたアクセントがきいている。
黒胡椒のピリッとスパイシー風味きいた大人な味。
元祖手羽先唐揚げ
メインの手羽先唐揚げは15本をオーダー。
ちなみに通常15本で2人前くらいの量だそう。
秘伝のタレの照り感と甘くて芳ばしい香り感じる。
ここは手づかみでいただこう。
関節部分を掴み、まず始めに逆側の軟骨部分をパクリ。
コリコリのプリブリな弾力があって旨い(※食べ方は自由)。
先に先端だけ食べておくと身がキレイにぬけので、あとはパクリと咥えて引っ張るだけ。
汚れるのは片手だけなので、グラスを持つときにいちいち手を拭かなくていいので捗る。
抹茶レモンサワー
2杯目は抹茶レモンサワー。
抹茶がさっぱりとして揚げ物にもよく合う。
最後に
愛知県名古屋市の風来坊栄店に行ってみた。
名古屋二大手羽先店だけありお店は激混みで予約必須。
元祖手羽先唐揚げの味は、おひとり様で15本注文したことを後悔させない旨さとヤミツキ感。
複数人での来店が多いので、おひとり様なら予約無しでもワンチャン狙えるのでダメ元で訪問もありかもしれない。
名古屋名物グルメの代表格『手羽先唐揚げ』、名古屋に来た際には是非一度は味わってみてほしい。