埼玉県さいたま市大宮区にある「めしのタネ」。
目の前のかまどで炭火網焼きしたハンバーグを、かまどで炊いたご飯で味わえるというハイクオリティーなハンバーグ専門店。
炭火でじっくり焼かれたハンバーグはジューシーで、数種類の調味料でいろんな味を楽しむことができる。
そしてなによりかまど炊きのご飯がふっくら美味しくて、最強のメシの友ハンバーグがあれば何杯でもおかわりできてしまう。
今回はそんな「めしのタネ」に出会ってしまった。
めしのタネ
今回訪問したのは埼玉県さいたま市大宮区にある「めしのタネ」。
大宮駅より徒歩2分、大宮南銀座通り沿いの角にある雑居ビルの1階に店を構えるお店。
2022年4月27日にオープンした、厳選部位を使用した黒毛和牛100%のタネが味わえる大宮初のタネヤキ専門店。
挽きたて・焼きたて・炊きたて・搗きたて・擦りたての「5つのたて」にこだわり、最高の状態の料理を提供することを追求しているそう。
本来ならばそのままステーキなどで味わうような厳選部位を贅沢に使用したタネヤキ(ハンバーグ)は、毎日お店の中で挽いた仕込みたてのお肉を使用。
もちろん肉の旨みをそのまま味わえるように、原タネ(ステーキ)として味わい食べ比べすることもできる。
かまどで丁寧に炊き上げたご飯は、五つ星お米マイスターが厳選したお米をその日のうちに店内で精米したものを使用するというこだわり。
他にも、飼育環境からこだわったコク深い味わいの埼玉ブランド卵を使用、食前にはデトックス効果のあるオニオンスムージが提供されるなど随所にこだわりがある。
なおハンバーグは1日150食分のみの提供となり、完売時点で終了予定となる。
めしのタネの店内
奥行きのある店内。
天井に設置された2基の吸煙装置が存在感抜群で、網焼きで結構煙が出ているが匂いも気にならない。
左手に3基のかまどが設置、手前では大量のハンバーグが網焼きされている。
目の前で焼かれる様子をじっくり眺められる劇場スタイル。
中央にはかまど炊きのご飯、奥側のかまどでは炭に火が入れられている。
かまどを囲むように円形カウンターを2つ繋げたような、特徴的なカウンター席が22席。
テーブル席や個室などはなく、カウンター席のみとなる。
店内奥にはセルフのレモン水入りのドリンクサーバーが設置されている。
各席に炭入りのミニ七輪が設置されており、提供されたハンバーグが冷めないよう工夫がされている。
卓上調味料は、醤油・めしのタネ特製タレ、ピング岩塩・柚子塩・山葵・花椒辣醤。
入り口を入ってすぐ右手に券売機が設置されている。
詳細
- タッチスクリーン式
- 現金のみ
- 新紙幣・新500円硬貨対応
めしのタネのメニュー
利用方法
- 行列時やオープン前は入り口より向かって左方向の壁沿いに並ぶ
※通行の邪魔になるので道路方向に並ばないようにしよう - 店内順番に入って券売機で食券を購入
- 食券を手渡し案内された席に座る
※水はセルフ - 食事を楽しむ
※ハンバーグを複数注文の場合、1個ずつ提供される(タイミングを見て追加してくれる) - 行列ができるお店なので食後は速やかに撤収がスマート
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
めしのタネ行ってみた
下調べしていたラーメン店へと足を運ぶ最中、オープン待ちの9名ほどの列ができているお店を発見する。
非常に惹かれるものがあり、これは「出会ってしまったのかもしれない」オーラをビンビンに感じて列に並ぶ。
それが今回訪問した「めしのタネ」。
オープン10分前で5組9名ほど、オープン5分あまりで満席、帰る頃には20名近い行列ができていた。
順番に店内に入り食券を購入、食券を手渡し案内された席に陣取る。
タネヤキ(ハンバーグ3個)
今回チョイスしたのはタネヤキのバンバーグ3個。
デフォルトでご飯(おかわり自由)・みそ汁・冷製スープ・特選生玉子がついている。
まずは食前スムージーから提供。
デトックス効果を高める、搾りたてのオニオンスムージー。
粗挽きの胡椒とパセリが散らしてある。
口に含むと芳醇な香り広がり、さらりとした口当たりで玉ねぎのシャキシャキとしたアクセントも心地よい。
独特のクセはまったく感じられず、コクがあり玉ねぎの甘み感じるまろやかな味わい。
ハンバーグの準備が整うと、ご飯やみそ汁が提供され、最後に七輪の上にハンバーグが1個提供される。
艶やかで照りのあるご飯は、五つ星お米マイスター若林氏(ライスセンター金子)が厳選したお米を使用しているそう。
その日に必要な分だけ店内で毎日精米(搗きたて)、ふっくらツヤツヤの炊きたてごはんを提供。
みそ汁は油揚げとわかめ入りだっただろうか。
農場直送の埼玉ブランド卵は、埼玉県深谷市にある田中農場の卵を使用。
雑味や臭みがなく生で美味しい新鮮卵。
メインのタネヤキは、トモサンカク・シンシンなどの複数部位を独自配合した黒毛和牛100%の一品。
毎日店内で挽きたての新鮮なタネを使用し、焼き氏が炭を使って1個ずつ丁寧に焼き上げた絶妙な焼き加減の焼きたてを提供。

鉄板で表面を芳ばしく焼いてから炭火の網焼きでじっくり焼かれたハンバーグは、表面に旨刻印が刻まれている。
タネヤキ1個につき100gと小ぶりだが、ベストな状態で最後まで味わうにはちょうど良いサイズ感。
箸で割ってみると、しっかりと弾力がありつつ中は柔らかで、じっくり焼かれたことで余分な脂が削ぎ落とされた旨み濃縮ジューシーなエキスが溢れ出す。
まずはそのままで味わってみる。
クセのない濃厚な肉の旨み感じ、ジューシーなエキスにはコクと甘味があり肉を食うに充分な仕事を発揮してくれる。
表面芳ばしく肉の旨みを引き立て、中は柔らかで挽肉の心地よい食感を感じことができる。

今度は生玉子も食べてみよう。
セオリー通りいくならば、ご飯の上にハンバーグを乗せ、そこに卵黄と行くところだが、せっかくなので生玉子の味を感じるべくご飯に直接乗せて卵かけご飯的にも味わってみる。
ちょっとだけ醤油かけて味わってみる。
濃厚で雑味なくコク深い味わい、醤油たらすと旨み引き立つ。
ハンバーグに絡めて食べてみる。
卵黄のコクが肉の旨みを引き立て、これだけで十分戦える旨さ。

この段階でご飯1杯目終了。
ご飯をおかわりし、今度はタネヤキの自家製薬味を駆使つつ味わってみよう。
まずはシンプルにピンク岩塩。
肉の旨さをダイレクトに感じられる。
濃厚な旨さを堪能するにはやはり塩に限る。
今度は山葵。
わさびのツンとくる刺激とさっぱりとした後味。
刻んだわさびのキレのある辛さのアクセント心地よく、脂の甘味が引き立つ味わい。
花椒辣醤はどうだろう。
ニンニクを唐辛子オイルで漬けたもの。
芳醇な花椒の香りに香ばしいニンニクの風味、ピリリとした辛さが肉との相性抜群でご飯もすすむ。
ここで定番のめしのタネ特製タレでいただく。
おろし玉ねぎを醤油ベースのタレで漬け込んだもの。
玉ねぎの甘みきいた醤油ベースのコクあるタレが鉄板の親和性。
これかけときゃ間違いない味がそこにある。
最後は柚子塩。
爽やかな柚子の香りにクミンのスパイス感きいていて、肉の旨みを引き立てる。
満足満腹ごちそうさま。
最後に
埼玉県さいたま市大宮区にある「めしのタネ」に行ってみた。
実は別のお店にラーメン食べに行く途中で見かけたお店。
一期一会とはよく言ったもの。
普段なら事前にリサーチしたお店に行くところだが、今食べるべきはここだとばかりに立ち寄ってみた。
結果的に大正解で、あとで調べてみればテレビでも紹介されたお店だった。
こだわりの厳選部位を高い炭火で焼かれたハンバーグをかまどで炊いたご飯で食べる、なんかパワーワードだらけで渋滞しそうになるがとにかく旨い!
でもお高いんでしょ?このスペックで最安値1600円で食べられるというのだからお得。
薬味が色々用意されているのも良くて、好みはあるだろうが、どの薬味で食べても抜群に旨い。
大宮に来た際には是非いたと立ち寄ってほしいオススメ店。