東京駅一番街の東京ラーメンストリート内にある「みそきん」。
あの人気YouTuberのHIKAKINさん渾身の味噌ラーメン「みそきん」が味わえる実店舗だ。
HIKAKINさん監修のカップ麺「みそきん」が2023年5月に発売、累計2000万食を超えるヒット商品となった。
それをさらにブラッシュアップさせ、実店舗での提供に至ったのが今回訪問したお店。
予約しないと食べられないこだわりの一杯。
今回はそんな「みそきん」に行ってみた。
みそきん
今回訪問したのは東京都千代田区、東京駅直結の東京駅一番街の地下一階にある東京ラーメンストリート。
その一画に店を構える「みそきん」。

HIKAKINの下積み時代を食で支えてくれたラーメン、人生が変わる運命の日もいつもと変わらずラーメンを啜っていたそう。
いつか自分のラーメンを形にしたいという想いから生まれたのが、生まれ故郷の新潟県妙高市で幼い頃から食べていた、地元の味噌ラーメンの遺伝子を受け継いだ「元気の出る一杯」をコンセプトにした唯一無二のカップ麺「みそきん」。
2023年にカップ麺が発売すると完売が続く大ヒットとなり、現在までに累計2000万食を売り上げたほど。
そして2025年8月7日(木)、ついに念願の実店舗を東京ラーメンストリート内にオープンするに至る。
実は東京ラーメンストリートができた頃、下積み時代に何度も訪れた思い出の場所だそう。
2026年2月23日(火)までの期間限定営業の予定ながら、もう一つの夢が叶ったのである。
お店がオープンするまでの道のりも簡単なものではなかった。
実店舗プロジェクトがスタートしたのが2024年12月、翌年2025年2月にはラーメンせたが屋の創業者である前島氏の協力のもとラーメン作りを開始。
数々のラーメン店を食べ歩きつつオリジナルの味を模索、試行錯誤を重ねることおよそ5ヶ月。
幾度となく細かなイメージを伝えては、前島氏がそれを具現化する。

70杯以上の試食を重ね、ついにHIKAKIN人生の集大成となる一杯が完成した。
みそきんの場所
八重洲地下中央口改札がベストと思いがちだが、曜日にもよるが時間帯によって地下街はとても混雑しているため、1階の八重洲中央口改札を出て右手にある階段を地下に降りた方がスムーズな場合もある。
※下記画像のC階段
出典:東京一番街
みそきんの店内
ダークブラウンを基調にした落ち着いた雰囲気の店内。
麺線をイメージした壁紙、紙製の提灯のランプシェードが和を感じさせる。

壁にはこれまで訪れたYouTuberなどのサインが飾られている。

店内はカウンター席のみ、壁沿い2列と中央に2列の計26席。
卓上調味料は、カレー粉・一味・山椒・酢・ブラックペッパー。

店舗前右手に券売機あり。
券売機詳細
・10000円紙幣まで対応
・現金、交通系電子マネーのみ使用可
みそきんのメニュー
メニュー
チケットなし
- 特製みそきん 1350円
- チャーシューみそきん 1600円
- 味玉みそきん 1380円
- みそきん 1200円
チケットあり
- 特製みそきん 350円
- チャーシューみそきん 400円
- 味玉みそきん 180円
- みそきん 0円
トッピング
- 麺の大盛 150円
- 切り落としチャーシュー(数量限定) 100円
- チャーシュー(1枚) 150円
- のり増し(5枚) 150円
- メンマ増し 150円
- ネギ増し 1500円
ご飯もの
- ライス 250円
- 半ライス 150円
- チャーねぎ玉丼(数量限定) 380円
ドリンク
- コカコーラ 250円
- オレンジジュース 250円
- ウーロン茶 250円
- 黒ウーロン茶 300円
※現状チケット必須のため、チケットなしでの購入は不可(売切になっている)
※すべて税込
みそきんの利用方法

利用方法
- 「みそきん」待機列整理チケット 特設サイト(https://sp.livepocket.jp/misokin/index.html)にてチケットを購入する
・チケットの発売は火曜日の20時から
・発売週の次週の月曜〜日曜までが対象
・予約は11:00〜16:00の回、16:00〜22:00の回の各回が20分刻みで販売
・Livepocketでの販売のためあらかじめ会員登録や支払い方法の登録などを済ませておく
・チケットは最大5名分まで購入可能なので、複数人で訪問時は代表者が購入する
・チケット1枚につき「みそきん1杯分」の料金が含まれる
・チケットは小学生以上は入店1名につき1枚必要(チケットを持たない未就学児は保護者1名につき2名まで入店可)
・購入後は天候や災害などお店の営業ができないなどの場合を除き、いかなる理由があってもキャンセル・日付変更・返金対応不可※その他費用(交通費・宿泊費)は補償対象外
・チケットの譲渡・交換・転売禁止(判明した場合、入店禁止※それらに関するトラブルについては自己責任)
・車椅子等、当日スタッフによるサポートが必要な場合は事前に問い合わせフォームより連絡しておく※当日の状況により要望に沿えない場合あり - 当日はチケット記載の集合時間の10分前に待機列に並ぶ
・集合時間をオーバーすると案内できなくなる場合あり
・複数枚申し込み時は必ず全員が揃って並ぶ※分配不可
・22:00までに待機列に並んでいない場合は入店不可
・チケットは入店待機列の整理券となり、記載された時間は待機列の集合時間であり入店時間ではない - 列でスタッフにチケットと身分証明書の掲示案内を受けたら、スマホにて「Livepocket の MyTicketチケットに表示されたQRコード」と身分証明書を提示
・プリントアウトやスクショは不可。必ずサイトのチケットを表示する
・チケット購入者の情報と身分証明書(写真付き1点、写真なしは2点必要※いずれも原本かつ有効期限内のもの必須)が本人と確認できない場合は入店不可 - 案内されたら券売機で食券を購入しスタッフに手渡し半券を受け取る
・チケット1枚で「みそきん 1杯1200円」を提供
・トッピングなどの追加オーダーの場合のみ食券を購入
・追加オーダーは数量限定のため完売となっている場合あり - 案内された席で食事を楽しむ
・混雑時には利用を商品提供から30分程度を目安に案内される場合あり
・店内は動画撮影および生配信禁止
・写真撮影は可能だが、スタッフや他のお客が映らないよう配慮する
・店内禁煙
・アレルギー等がある場合は、必ず公式HPのアレルゲン情報を確認し、当日は必ずスタッフに尋ねる
・他のお客に迷惑となる行為が発覚した場合は入店禁止や退店となる場合あり
・お客間のトラブルは自己責任
・当日は必ずスタッフの案内に協力する
待機列はC階段から出た店舗向かいの壁沿いに並ぶ。
待機列②はC階段を1階に向かって並ぶ
確実にみそきんのチケットを手に入れるために
- Livepocketの会員登録、支払い情報等をあらかじめ登録しておく
- スマホよりPCの方が回線が高速で安定しているのでできればPCで購入する
- 販売ページに事前にアクセスし、20時になった瞬間にリロードする
※数秒前から更新連打やF5キー連打などは負荷をかける原因になるし、サイトによっては自動ツールと判断されアカウントが制限される場合があるのでおすすめしない - 混雑時には販売ページのアクセスに制限がかかり順番待ちに表示になる、リロードすると並び直しなので順番が来るまでそのまま我慢
- 転売・不正対策などが厳重でペナルティーもあるので、必ずお店に行く本人がチケットを購入する
※複数人分購入した場合は分配不可で購入した代表者のみが判定基準となる(代表者が体調不良で行けない等になったら同行者までもが食べられなくなるので気をつけよう)
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
みそきん行ってみた
前週の火曜日20時から予約争奪戦に参戦。
10分ほどのアクセス順番待ちを乗り越え無事に予約チケットを購入。
訪問したのは2025年11月9日、12時の回の10分前ではなく20分前。
すでに8名ほどの列が形成されていたものの、列に並んで待つこと15分あまり。
人数制限しているのもあってか、予約12時の5分前に店内に案内され、10分後の12時5分には提供された。
今回チョイスしたのは特製みそきん+チャーねぎ玉丼。

特製みそきん
これがHIKAKIN渾身の一杯の特製バージョン『特製みそきん』。
「食べた人に元気を届けたい」という想いの込められた、スープ・麺・具材すべてに妥協なくこだわりぬいた一杯。

特製には海苔3枚、味玉半切1個分、チャーシュー2枚、メンマ、白ネギ・青ネギがトッピングされ、仕上げにラー油がかけられている。
※ノーマルはチャーシュー1枚、メンマ、白ネギ・青ネギがトッピングされている


流動性の高い卵黄が今にも溢れ出しそうでシズル感ハンパない。
ニンニクやすりごまの芳ばしい香り漂い食欲を刺激する。
まずはスープからひとくち。
生ニンニクならではのガツンと突き抜けるニンニクの香り。
試作最後の決め手となったニンニクだけに存在感抜群。

豚骨と鶏ガラをこだわりの比率で配合、新潟の白味噌をはじめ複数の白味噌や赤味噌を独自ブレンドしたスープ。
濃密な動物系の旨み感じるクリーミーでほんのりトロミのある口当たりで、味噌のコクと旨み濃厚で絶妙なニンニクの風味がコク旨感をさらに引き立てる。
注文を受けてから生姜・にんにく・すりごまを加えて高火力で加熱するので表面に脂泡が浮かび、クリーミーな口当たりを演出し風味もしっかり活きている。
非常にコク深く、白味噌ならではの豊かな香りと甘みにラー油の辛味とすりごまの芳ばしい風味が絶妙な一体感を演出。
生姜の爽やかな風味がスープのポテンシャルをさらに高め、これだけのニンニク感なのに意外とすっきりとした後味に完飲を誘う。
麺は手揉みの中太ちぢれ麺。
国産小麦粉をベースに風味豊かな小麦をブレンドすることで、濃厚な味噌にも負けない風味や食感を演出しているそう。

スープの絡み抜群で、ズズッと啜ればニンニク感じる芳ばしい香りが鼻腔をぬける。
もっちりとしてコシのある口当たり、小麦感強いクセのある味わいだ。
チャーシューは国産バラロールチャーシュー。

脂身とろりと身はやわらかホロホロとした口当たりで、食べ応えもあるので満足感高め。
味付けしっかりで嫌なクセなく、凝縮した肉の旨みを存分に堪能できる。
スープや麺との親和性も抜群で主張しすぎないのもいい。
スープにしっかり絡めて食べると、脂の甘みやジューシー感も増してより一層旨い。
味玉は絶妙な半熟加減で、カット前に温めているのでトロミ加減が抜群。

真紅の黄身が特徴的で、トロリと口の中にあふれだし絶妙な味付けが甘みを引き立てる。
スープとの相性も抜群だ。
メンマの味付けもよくサクサクとした食感で、ラー油絡んだネギがピリッと辛くて青ネギの香ばしさともやしのシャキシャキとした食感のアクセントも心地よい。
海苔と一緒に味わえば、海苔の磯感相まってスープのコク・旨みがより引き立つ。
味噌ラーメンだけに海苔の旨みとの相乗効果は計り知れない。

味噌ラーメンといえばやはり一味は外せない。
味変に一味を一振り。

ピリッと辛味のアクセントが味噌の旨みを引き立てる。
お次はカレー粉。
一気にスパイシーな香りが漂いはじめる。
ほんのりビターでスパイシーな味わいは、青森のソウルフード味噌カレー牛乳ラーメンを彷彿させる。
大幅に味わいが変わってしまうが、スープと麺との一体感もより一層増している。
チャーねぎ玉丼
数量限定のチャーねぎ玉丼も食べてみよう。

粗めにカットした味玉、刻みネギ、黒胡椒をふった切り落としチャーシューがトッピングされている。
トロトロの黄身絡んだ卵の存在感えぐい。

まずは切り落としチャーシューで味わってみる。
柔らかホロホロで脂身も合わさり肉感ダイレクトに感じる。
醤油ダレのキレあるしっかりめの味付けに黒胡椒のスパイス感が絶妙でご飯がすすむ。
今度は味玉も合わせて。
まろやかで濃厚トロリとした卵の風味が絶妙で、箸がとまらなくなる味わいだ。
ネギの香ばしくシャキシャキとした食感のアクセントもいい仕事している。
結構重量感のある味わいで満腹中枢を刺激してくる。
〆にスープを堪能しごちそうさま。
最後に

東京駅の東京ラーメンストリートにある「みそきん」に行ってみた。
幾度となくチケット発売日を忘れて逃しまくっていたが、やっと念願叶っての訪問だ。
オープン当初よりは落ち着いた感じはあるが、まだまだチケットの入手はハードルが高い。
お店も混雑しているかと思いきや、オベレーションがスムーズで提供も早い。
とにかくスープが旨くて完飲を誘う完成度。
ガツンとしたニンニクの風味と白味噌ベースのまろやかな味わい、脂泡浮かぶクリーミーな口当たりがクセになる。
完飲完食後には器の底から「まねきねこきん」が姿を表すので、是非最後に姿を拝んで帰ろう。
2026年2月23日(火)までの期間限定営業の予定のため、予約チケットは即日完売状態がずっと続くと思われる。
最終週が近づくにつれチケット争奪戦の激化が予想されるので、気になる人は早めの訪問がおすすめ。
HIKAKIN渾身の一杯、ファンなら是非とも一度は味わってみてほしい。





待機列先頭①は店舗向かい側の壁沿い