栃木県栃木市にある栃木県を代表するニボラーの聖地「めんや天夢」。
煮干しオンリーにこだわる煮干しラーメン店として人気だが、火曜と水曜の夜は動物系を融合させたG系やコラボな一杯が不定期で提供される。
今回、水曜夜の限定として宇都宮のラーメンギタギタインスパイアな一杯『煮干し背脂らーめん』が提供されるというので行ってみた。
めんや天夢の限定 煮干し背脂らーめん
今回訪問したのは栃木県栃木市沼和田町、両毛線・東武日光線栃木駅より徒歩5分にある「めんや天夢」。
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【栃木県栃木市】めんや天夢。濃厚煮干がクセになる!ヤバニボ山椒 煮干し愛ダブル
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水曜夜の部に宇都宮市にあるラーメンギタギタのインスパイア的なメニュー、煮干し背脂らーめんが提供されるというので訪問。
さらにラーメンギタギタのTシャツで営業というサプライズ営業だ。
訪問したのは18時前、外待ち16名ほど。
2時間後の完売まで常時20名ほどの行列が続くという人気っぷり。
めんや天夢10周年記念Tシャツ
そんなめんや天夢だが、なんと2024年10月6日で記念すべき10周年を迎える。
それを記念して「10周年記念Tシャツ」の予約を2024年9月16日まで受付中だ。
注文方法
- 店内中央に設置された申込用紙に必要事項を記入
- 現金を添えて申込用紙を手渡す
- 引換用紙を受け取る
- 後日SNSにて受け渡し開始の案内がされる
- 都合の良い日にお店に受け取りに行く
創業10周年の節目、天夢ファンなら是非ともゲットしておきたい一品だ。
煮干し背脂らーめんの詳細
2024年9月4日(水)の夜の部提供の煮干し背脂らーめんの詳細はこんな感じ。
煮干し背脂らーめんギタギタ
今回チョイスしたのは煮干し背脂ラーメンのギタギタ(多め)。
トッピングは岩のり、背脂、刻み玉ねぎ、スプラウト、低温チャーシュー、味玉サプライズ。
さらに岩下の新生姜と岩下の新生姜と同じ漬け素で作ったうずらの味玉(3個)、別添えの生卵(奥久慈卵)を追加。
麺量は大盛り(300g)。
天夢のG系メニューでお馴染みの飴色の背脂がたっぷり。
まずはスープをひと口。
表面を覆う大量の背脂がギトギトセクシー。
口に含むと最初に動物系の旨み感じ、あとから煮干しのキレのある味わいがガツンと広がる。
背脂はトロリさらりとした口当たりで、煮干しのほんのりビターな風味相まってコク深く甘い余韻を感じる。
味付きなのも手伝って嫌なクセが皆無で、多めにしても全然余裕でいける至高の背脂。
麺は中沢製麺謹製の特製つるもち麺。
平打ち太麺で、プリップリな食感でコシ強めかつ歯切れ感も良く、噛むほどに小麦の風味が広がる。
つるりとした口当たりで喉越し感心地もよく、箸が止まらずどんどんいける。
ズルズルと啜るたびに煮干しの風味がガツンと突き抜ける。
今度は背脂を絡めて食べてみよう。
背脂の濃厚なコクと旨みが広がり、同時にジャンク感も増すが全然クドくないし、甘みのある余韻が逆に優しさすら感じる。
ぶっちゃけこの背脂を麺に絡めて食べるだけでも相当旨いので、スープと合わさればそれはもちろんヤミツキ感が何段階も跳ね上がるのは必然。
箸休めにパリポリと岩下の新生姜をかじると、一気に口腔内がリセットされひとくちめの感動を再び味わうことができる。
岩下の新生姜漬け液に漬けたうずらは、クリーミーな口当たりでまるで食べるマヨネーズのようだ。
後半になるとうずらに熱が通ってしまうので、早めに味わうと食べるマヨネーズ感を楽しめる。
天夢の定番の低温チャーシュー。
もっちり柔らかでクセがなく、上質な肉の旨みを感じる。
そのまま食べても旨いが、スープにしゃぶしゃぶと絡めて食べるとより一層旨い。
こういうのもアリなんじゃないだろうか。
岩下の新生姜をチャーシューで巻いて、セルフ岩下の新生姜の肉巻き。
生卵に麺をつけて、すき焼き風に食べるのも最高。
麺の旨みをダイレクトに感じられる。
スープと脂を吸った岩のりと一緒に食べると、海苔の磯感が背脂のオイル感との化学反応により別次元の味わいに変化。
燕三条系にも似た味わいを彷彿させる。
後半になるにつれ、煮干しのエッジがきいたスープに変化する。
非常に完飲を誘うスープではあるが、それと同時に刻みニンニクきかせた悪魔の和え玉をここにドボンしたらとんでもない一杯が爆誕するのでは?という衝動に駆られる。
最後に
めんや天夢の限定『煮干し背脂らーめん』食べてみた。
煮干しの旨みガツンと感じ、動物系の旨みが下支えするその味はまさに究極。
天夢謹製の味付き背脂が抜群に旨く、それらが融合した味はまさに至高。
特製つるもち麺が、いわゆるG系の麺とは似て非なるテクスチャーで、スープとの親和性も抜群。
大盛り300gをチョイスしたが、こんなん旨すぎて余裕で食える。
悪魔の和え玉ドボンにも唆られたが、財布の中身が寂しかったのでTシャツの注文を済ませて撤収。
今回も最高の一杯だった。