廻らない回転寿司 魚べい。
リーズナブルで美味しいと満足度が高く、特に女性層の人気が厚い。
ヒルナンデスやジョブチューンなどテレビ番組で特集される、今注目の回転寿司チェーン。
今回はそんな回転寿司チェーン魚べいに行ってみた。
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魚べい(UOBEI)
数年前より人気急上昇中の回転寿司チェーン「魚べい」。
1968年12月に栃木県宇都宮市にて創業の株式会社Genki Global Dining Concepts(旧元気寿司株式会社)が東日本を中心に展開する、低価格帯を売りにした回転寿司チェーン。
株式会社Genki Global Dining Conceptsは、東日本を中心に3つの回転寿司ブランドを展開している。
低価格帯の魚べい、標準価格帯の元気寿司、中価格帯の千両。
中でも魚べいは数年前から店舗数を伸ばし、急成長を続ける人気回転寿司チェーン。
元は回転寿司「すしおんど」としてチェーン展開をしていたが、無謀な拡大路線がたたり店舗が激減。
転機が訪れたのが2011年、震災の影響で節電が余儀なくされ、やむなく一部店舗で高速レーンのみで営業を行ったそう。
売上減を覚悟していたところ、これがほぼ売り上げに影響がなかったことが発覚。
ピンチをチャンスに変えるとはまさにこういうこと、これをキッカケに高速レーンのみの「魚べい」が誕生。
回転レーンが無くなったことで食品ロスも激減、これまでかかっていた無駄なコストを客に還元することで顧客満足度も上昇し業績も改善され今に至る。
そんなわけで回転寿司と謳ってはいるが、回転レーンは存在しない。
各席に設置されたタッチパネルで注文をすると、上下二段設置された高速レーンで新幹線を模したトレイにのって運ばれる。
子供連れの客に喜ばれそうなニクい演出だ。
高速でダイレクトに握りたての寿司が直送されるので鮮度は抜群、他の客への接触を極限まで排し近年のウィルスや迷惑客対策も万全。
しかも注文から1分程度で寿司が届くという、このフルオーダーシステムが革新的。
新鮮なネタをリーズナブルな値段で提供、種類も豊富で家族連れでも利用しやすい。
店舗数も拡大にともない駅前立地も増えアクセスも良好と好条件揃いまくり。
2023年11月に実施されたウーマンリサーチでは、2023年女性が選ぶ回転ずしチェーンで「価格満足度No.1」「リピート率No.1」をW獲得したほど。
ここ数年、テレビへの露出も増えヒルナンデスやジョブチューンなどで特集企画が行われるほどで、その注目度の高さを物語っている。
魚べい行ってみた
今回訪問したのは栃木県佐野市浅沼町にあるロードサイド店、魚べい佐野店。
現在、魚べい・元気寿司では「北海道・東北フェア」を開催中。
出典:魚べい
北海道や東北のブランド牛や海の幸を使用したメニュー7品を提供。
北海道・東伯フェアの詳細
さっそく待ち席近くの受付端末で受付を済ませ、呼び出しをされたら呼び出し端末で席番号を発券。
あとは席に移動して、タッチパネルから注文をするだけ。
退店時もタッチパネルで会計処理をして、入り口のセルフレジで支払いを済ませれば誰とも話すことなく利用が可能。
注文を済ませるとガチで1分ほどで、注文の品が高速移動で到着する。
今回注文したのはこれだ！
北海道・東北フェアの『毬姫牛ローストビーフ』『岩手県産水たこ』『宮城県産金華さば』、レギュラー握りの大切りまぐろ。
大切りまぐろ
無駄なコストをカットすることで実現した、業界一大きなマグロの握り。
2023年と2024年6月22日放送のジョブチューンの人気企画で堂々1位で2冠を獲得した一品。
大切りの名に偽りなし、シャリの3倍近い長さかつ厚みもある。
それではいただきます。
大ぶりなネタが食べ応えある。
シャリは口に含むとほんのり温かさを感じ、程よい酸味と甘みに米の甘み引き立つ。
マグロはクセなく、あっさりとしつつも旨みをしっかり感じられる。
程よい弾力でフレッシュ感があり、それでいてトロリとした口当たり。
これで130円というのだから、ホントその企業努力に脱帽だ。
北海道・東北フェア 毬姫牛ローストビーフ
青森県産ブランド牛の「八戸毬姫牛」のローストビーフをネタにした一品。
噛み応えのある肉感満点なローストビーフ。
噛むほどに上品な香りが広がり、ジューシーで熟成したような甘みと旨みが溢れる。
きめ細やかな口当たりで、口溶け感も良いのでシャリとの一体感もある。
北海道・東北フェア 岩手県産水たこ
岩手県の釜石港で水揚げされた大型の水たこから厳選したネタを使用した一品。
トロリとした口当たりで、吸盤のコリコリとした食感のアクセントが心地よい。
瑞々しく甘みがあり、噛むほどに旨みがあふれる。
北海道・東北フェア 宮城県産金華さば
大型で脂ののった希少価値の高いブランドさば「金華さば」を使用した一品。
塩の浸透圧で独特の匂いのもとである水分を抜き、酢締めしたもの。
口に含むと独特の香り感じるものの、嫌なレベルではない。
程よい酸味と締まりのある身は旨みが濃縮、脂ののりも良い。
レモンを絞ると柑橘系の風味でクセが和らぎ、より一層食べやすくなる。
最後に
最近話題の魚べいに行ってみた。
全体的にリーズナブルな価格帯で、かつネタのボリューム感があって値段以上のお得感がある。
何より『大切りまぐろ』の存在感だ。
大ぶりで食べ応えがあり、それでいてちゃんと美味しい。
企業努力の賜物みたいな一品で、必食といっていいだろう。
フェアものは中価格帯のものが多いが、特別感があって思わず注文してしまう。
回転寿司かつこの価格帯でこのレベルに、満足感とリピート率の高さにも納得。
