栃木県佐野市にある麺処はつがい。
伝統的な佐野ラーメン文化の佐野市にありながら、豚骨魚介系のつけ麺を看板にするラーメン店。
王道のドロリとした濃厚豚骨魚介スープにモッチモチの太麺がクセになる。
まさに佐野市のつけ麺文化の火付け役的なお店。
今回はそんな麺処はつがいに行ってみた。
麺処はつがい
今回訪問したのは栃木県佐野市富岡町、佐野駅より車で6分にある麺処はつがい。
豚骨魚介つけ麺をメインに提供するお店。
手間暇かけて炊いた濃厚だけどザラつきのない滑らかな口当たりのスープが特徴で、もっちりとした弾力ある太麺に絡めて食べるとクセになる。
老舗も多い伝統的な佐野ラーメン文化の発展する佐野市において、つけ麺という文化を広めるべく2010年3月19日にオープンしたラーメン店。
店名は初代店主である初谷氏の名前が由来する。
初代店主は朝霞市にあった「麺屋はつがい(のちにあさか麺工房※閉店)」の創業者である兄のもとで修行を経て、地元佐野市につけ麺文化を広めるべくお店をオープン。
その後店主が海外チャレンジのため2019年に閉店、お弟子さんが後を引き継ぎ二代目店主として2020年に再オープンし今に至る。
この看板は間違いないお店の証
濃厚なつけ麺だけでなく、まぜそばにあっさりとした中華ラーメンなどもある。
駐車場
駐車場は広めで停めやすい。
麺処はつがいの店内
風防室に券売機が設置されている。
詳細
- 1000円紙幣まで対応
- 現金のみ対応
店内は横長で入り口から右手奥側に厨房。
厨房手前にカウンター席が3席、入口左側に仕切りを挟んで壁沿いにカウンター席3席。
右手窓際の小上がりに4人掛けの座卓が3卓。
卓上には醤油・酢・ラー油・黒胡椒・山椒、そしてスープ割のポットが常備されている。
厨房前のカウンターにはつけスープ再加熱用のレンジも設置されている。
麺処はつがいのメニュー
麺処はつがいのメニューはこんな感じ。
※2024年5月21日時点
麺処はつがいの利用方法
- 食券を購入
- 満席の場合は外待ち席で待機
- 案内された席に陣取る
- 席で食券を手渡す
つけ麺は「熱盛り」「冷盛り」を選択 - 食事を楽しむ
・つけスープが冷えてしまったレンジで再加熱可能
・スープ割りは卓上に常備してあるのでお好みで使い最後の一滴までスープを堪能 - ティッシュなどのゴミは厨房入り口付近にゴミ箱があるので捨てて帰る
麺処はつがい行ってみた
訪問したのは2024年5月21日の17時過ぎ。
実に9年半ぶりの訪問、店主が変わってから初訪問だ。
先客はなし、後客複数。
食券を購入すると席に陣取り、食券を手渡す。
10分ほどで注文の品が提供される。
激辛つけ麺(300g)
今回チョイスしたのは、激辛つけ麺の300g、熱盛り指定。
深めの平皿なので麺量が少ないように錯覚するが、油断してはいけない。
これで茹で前300gの麺量がある。
太麺にバラチャーシュー、ナルト、メンマ、スプラウトがトッピングされている。
つけスープには、もやし、キャベツ、糸唐辛子がトッピングされている。
まずは麺そのものの味をあじわってみる。
もっちりとした食感の太麺で、噛むほどに小麦の風味と甘みを感じる。
今度はつけスープに浸して食べてみる。
勢いよく啜るとカイエンペッパーとハバネロを合わせたような、舌の上にビリリとした辛味と喉にガツンとくるビリビリとした辛さを感じる。
よくある激辛は名ばかりでそんなに激感ないのと違い、ちゃんとした激辛してる。
辛いだけの刺激では終わらず、辛味の後に豚骨と魚介の旨みとコクが追いかけてくる。
トロリなめらかな口当たりで、麺への絡み加減も抜群だ。
チャーシューはホロリと柔らかで、辛味のきいたタレとの相性も良く、無性にご飯が欲しくなってくる。
濃厚なスープ絡んだシャキシャキのキャベツにもやしも旨い。
山椒の風味加えると旨みが引き立つ。
〆ライス
〆はあらかじめ購入しておいたライスに少しだけ残しておいたチャーシューとつけスープの具材、スープをかけていただく。
ライスの熱で辛さもきわだつが、スープの旨み濃縮していて良いおかずになる。
スープ割りもいいけれど、この選択肢も正解。
最後に
栃木県佐野市にある麺処はつがいに行ってきた。
前店主時代に訪問して以来の9年半ぶりだが、相変わらずつけ麺は健在。
濃厚な豚骨に魚介の旨みきかせたスープはトロリとして、太麺にこれでもかと絡みつく。
麺の旨みとスープの旨みを存分に堪能できる一杯だ。
佐野市で佐野ラーメンに飽きたら、濃厚豚骨魚介のつけ麺という選択肢もありだ。