牛丼チェーンの吉野家では、朝4時から11時まで限定で朝食メニューを販売。
調査によると朝食頻度が高い人は、「幸せ度」が高く「ポジティブ思考」であるとされ、生活への満足度が充実している傾向にあるという。
日本人らしく米を主体に栄養バランスの摂れた朝食を毎朝規則正しく摂ることで、日々の生活が充実し「幸せ度」が高まるとされる。
吉野家では、和食の基本とされる「一汁三菜(ご飯・味噌汁・おかず3品)」をコンセプトに、栄養バランスを考慮した理想的な朝食メニューを提供。
そうはいっても味だ、味次第ではいかに理想的でも毎日は続かない(※金銭的な理由は除外)。
さっそく吉野家の朝食を味わいに行ってみた。
吉野家の朝定食
牛丼チェーンの吉野家では、朝4時から11時までの時間帯限定で朝食メニューを提供。
吉野家といえば牛丼が看板メニューだが、実は朝食メニューが充実している。
5種類の「選べる小鉢(玉子・半熟玉子・ミニサラダ・納豆・お新香)」から1品つく定番の朝牛セット、一汁三菜をテーマにした朝定食系。
1982年5月に登場以来、定番人気メニューとして朝の主役を担っている。
スタート当初は3種類しかなかったメニューも、今や13種類というバリエーション富んだメニューに進化。
2013年9月12日に5時〜10時までだった朝食タイムが、4時〜11時に延長され、多様化な時代に対応。
朝から一汁三菜を考えた朝食をつくるなんてめんどくさい、もっと寝ていたい、パンでいいじゃん、そんな思考の人が一定数存在する。
なんなら朝食は食べなくてもいいという朝食頻度が低い人は全体(※調査対象3000人)のうち3割もおり、その頻度の低さは若い人ほど顕著で20代では6割近いという(2023年アヲハタ調べ)。
そこでだ、500円ワンコインから食べられる一汁三菜を意識した吉野家の朝食メニューを推したい。
用意もいらない、片付けもいらないというこの手軽感、朝食なんでもいい・食べなくてもいい派にも最適じゃないか。
吉野家の朝食メニューの詳細
吉野家で朝飯食べてみた
吉野家の朝食メニュー、昔からあるのは知っていたけれど、なんだかんだで気づいから牛丼頼んでしまう。
これではいかんです、ということで数日かけて吉野家の朝食メニューを色々と食べてみた。
朝牛納豆セット
一汁三菜というカテゴリーからは外れてしまうが、まずは牛丼が主役の朝牛セットを食べなくては始まらない。
朝牛セットといえば、朝の定番メニューでメインの牛丼にみそ汁と「選べる小鉢」が1つ付くセット。
今回チョイスしたのは朝牛セットの牛丼大盛に選べる小鉢で納豆。
朝牛セットの詳細
牛丼とみそ汁、選べる小鉢の納豆のセット。
基本的に牛丼が主役。
玉子なら一緒に食べればいいが、納豆というチョイスはどう攻略すべきな悩みどころだ。
ちなみに納豆には薬味のネギ付き。
まずはアオサ入りのわかめのみそ汁を啜って準備運動だ。
このアオサの香ばしさと磯感が非常に良い仕事している。
牛丼は牛丼として普通にいただこう。
吉野家特製のコクあるタレで煮込んだ柔らな牛肉、タレをよく吸った玉ねぎもよいアシストをしている。
紅生姜と七味を加えると、酸味と辛味のアクセントに食欲が増してくる。
納豆と牛肉を融合させるのもアリだったが、今回はご飯を適量残しオーソドックスに納豆とネギを加えていただこう。
甘みとコクのあるタレ絡んだご飯に納豆という組み合わせ。
これが意外とマッチしていて旨い。
納豆のタレの風味との親和性も抜群だ。
今回は別々に食べたけど、納豆(植物性タンパク質)と牛肉(動物性タンパク質)を合わせて食べるというのもアリかもしれない。
Wハムエッグ牛小鉢定食
朝から贅沢にWハムエッグ牛小鉢定食をいただこう。
Wハムエッグ牛小鉢定食の詳細
ご飯とみそ汁に、目玉焼き2個のハムエッグ・牛小鉢・ミニサラダのついたセット。
ライスは並盛り。
Wハムエッグはその名の通り、ハムと玉子が2倍になったメニュー。
熱々のスキレットで焼きたてが提供され、ジュージューという音と香りに食欲を刺激される。
もしメインを完食してしまっても、牛小鉢先輩が控えているというこの安心感。
食後にさっぱりとサラダという選択もアリ。
ハムエッグを1組オンザライスし、すかさず黄身を割る。
そこに醤油を回しかける。
これでスキレットに大事な黄身を流してしまうことなく、その味わいを十二分に堪能できるというものだ。
白身はプルンと焼き目パリッと香ばしく、黄身は濃厚トロットロでご飯がコク旨なコーティングに包まれる。
ダメ押しのハムの旨みにご飯の消費も加速する。
ここに牛肉を加えて目玉焼きと一緒に食べるというのはどうだ?
生玉子や半熟玉子は定番だが、目玉焼きという選択は未知の領域。
それぞれが主張して一体感こそないが、旨みの相乗効果でご飯の消費が加速する。
ハムエッグ、朝食界の四天王はやっぱり間違いなかった。
焼魚牛小鉢定食
吉野家の朝食、王道にして初期メンバーの焼き魚。
そこに牛小鉢がセットになった最強コンビ定食だ。
焼魚牛小鉢定食の詳細
ご飯とみそ汁に、鮭・牛小鉢・ミニサラダのついたセット。
ライスは大盛をチョイス。
焼き鮭は一般的な一切れの2/3サイズといったところか。
一番脂が乗ってる部位が無いというのは大きなマイナスだが、きっとグラム単位で提供なので大ぶりな切り身はこうなってしまうのだろう。
気を取り直してさっそく味わってみよう。
皮はパリッと香ばしく身は柔らかふっくらとして、塩気もきいててご飯がすすむ。
ほどよく脂がのっていてしっとりジューシー。
大きな骨は取り除いてあるので食べやすい。
前半で焼魚を堪能したら、後半は牛皿をオンザライスして牛丼としていただく。
鮭と牛皿を十二分に堪能するには、ライス大盛チョイスくらいがちょうどいい分量かもしれない。
塩さば牛小鉢定食
たぶん吉野家最推しと思われる、塩さばを主役に添えた、塩さば定食から牛小鉢付きの塩さば牛小鉢定食を食べてみた。
塩さば牛小鉢定食の詳細
塩サバは2024年3月1日から復活新登場の朝食メニュー。
ご飯と味噌汁に、塩さば・牛小鉢・ミニサラダのついたセット。
ライスは大盛をチョイス。
メインの塩サバは、タンパク質だけでなく、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を多く含んでいる。
脳の活性化を促してくれるので朝飯に食べるには最適。
さっそく食べてみよう。
皮は焼き目香ばしく、身はふっくら柔らかで脂が乗っている。
皮目は特に脂がのっていて、トロリとした口当たり。
皮の香ばしい風味が鯖のポテンシャルを引き上げ、絶妙な塩気が旨みを引き立てご飯がモリモリすすむ。
鯖特有のクセも気にならず、小骨が取り除いてあるのもありがたい。
塩サバを存分に堪能したら、後半はセルフ牛丼で〆。
牛皿は存在感強いので、途中で味わうと繊細な焼魚の風味を損なうかもしれないので別々に味わうのがベスト。
※個人的主観
最後に
吉野家の朝定食食べてみた。
鮭に塩サバ、納豆やハムエッグなど絶妙なラインナップなので、好みの朝食をチョイスできるのもいいしローテーション組めば毎日食べても飽きさせない。
時間に追われる現代人、朝食は食べているにしても一汁三菜を意識した朝食ともなればなかなか厳しいのが現実。
朝から手軽に一汁三菜を意識した朝食を食べられ、健康的かつ活動的に日々を過ごせて、これぞまさにサスティナビリティというやつではないか。
朝食は1日の活動においてとても重要、吉野家の美味しい朝食という選択肢はどうだろう?