栃木県栃木市岩舟町にある中華四川料理 天山。
隠れ家的な立地で年季の入ったプレハブ店舗で味わえる絶品中華が人気。
都内の高級中華料理店で料理長を務めた、この道50余年の名物店主が営むお店。
テレビでも度々紹介され、放送直後は長い行列ができることもあるほど。
今回はそんなまさに隠れた名店、中華四川料理 天山に行ってみた。
中華四川料理 天山
今回訪問したのは栃木県栃木市岩舟町、東武日光線静和駅より車で4分にある中華四川料理天山。
古びたプレハプ、立てかけられたよしず、そして真っ赤な「中華料理」の暖簾がトレードマーク。
2001年のオープンから今年(2025年)で早24年、その見た目のヤバさと裏腹に本格的な絶品中華四川料理を提供するお店。
青木店主は、18歳から50歳まで都内で下積み時代を経て、高級中華料理店にて料理長を任されていた経歴を持つ人物。
地元に自分のお店を持ちたいという想いからオープンに至る。
中国の要人の舌を満足させた腕の持ち主。
これぞまさしく隠れた名店というにふさわしい。
テレビ番組で取り上げられること数え切れず、毎回放送後は行列ができるほどの来客があるという。
隠れ家的なお店で、知っていなかったらきっと辿りつかない。
夜に訪問しようものなら尚更だ。
スマホのカメラ性能のおかげでここまで明るいが、実際のところはかなり薄暗くてよくわからない。
酸味のきいたスープに大根おろしがトッピングされた白い中華そば『蘿蔔湯麺』が名物。
このメニュー、55歳を迎えた頃に閃いたオリジナル料理だそう。
他にもメニューにない裏メニューがいくつもあり、何度も訪問したくなる。
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栃木市岩舟町にある隠れた人気店「中華四川料理 天山」。絶品料理の数々に満足度満点のオススメ店 - 隊長がいろいろとやってみた
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駐車場
駐車場は店舗前砂利のスペースに8台(うち1台は店主の車が駐車されているため実質7台)ほど駐車可。
中華四川料理 天山の店内
年季を感じさせるこじんまりとした店内。
厨房で店主が腕を振るう姿を特等席で見ることができる。
お客との距離感が近いお店ならでは。
この距離感だ、名物店主との会話も盛り上がる。
これまで幾度となくテレビなどで取り上げられてきたお店というのもあってか、店内にはたくさんのサインが飾られている。
厨房を囲むようにカウンター席が6席のみ。
間隔は狭くお客同士の距離感も近い。
ちなみに画像左奥の「社長室」はトイレだ。
卓上には備え付けのグラスと冷水入りのポットなど。
調味料は、醤油・酢・自家製ラー油・胡椒・一味唐辛子。
中華四川料理 天山のメニュー
タップ拡大可
料理
- 干焼蝦仁(エビのチリソース) 1400円
- 豆鼓蝦仁(エビの浜納豆唐辛子炒め) 1400円
- 白果蝦仁(エビとぎんなんの塩味炒め) 1600円
- 白油鶏(トリ塩味のネギソースかけ) 850円
- 棒々鶏(トリ ゴマの辛味ソースかけ) 850円
- 羽付き餃子(5個) 500円
めん類
- 砂鍋煨麺(干エビと鶏肉の塩味煮込みめん) 950円
- 鶏絲湯麺(トリ細切り塩味めん) 800円
- 酸辣湯麺(キノコ入り激辛めん) 800円
- 担々麺(白胡麻入り辛味めん) 750円
- 芝麻醤麺(ゴマ味辛味メン スープなし) 850円
- 雲呑湯麺 800円
- 蘿蔔湯麺 750円
飲物
- ビール(大) 600円
- 奥の松(1合) 500円
- 紹興酒 450円
- 宝缶チューハイ 400円
- 宝トリスハイボール 400円
- ジュース 200円
- お茶 200円
裏メニュー(他未確認)
- 麻婆豆腐 800円
- チャーハン 800円
利用方法
- 空いている席に座る
※席が空いていない場合は外に並ぶ
※水は卓上のポットからセルフ - 席から口頭にて注文
※タイミングを伺い注文する - 食べ終わった食器は上部カウンターへ返す
※ゴミは入り口横のゴミ箱へ - 席で精算して撤収
備考
- 子連れでの利用不可
- 取り皿は料理にのみ付く。その他の利用は有料(1皿100円)
- 支払いは1組まとめて払い推奨
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
中華四川料理 天山行ってみた
訪問したのは2025年2月25日の19時45分頃。
お客がいなかったら20時で閉めてしまう場合があるというので地味にギリギリの訪問だ。
先客は2組3名、気づけば店内満席。
さっそく席に陣取るとメニューをチェック。
なんと初めて訪問した10年前の2015年と変わらず据え置き価格。
店主の調理のタイミングをみて注文を済ませる。
白油鶏
1品料理から白油鶏(トリ塩味のネギソースかけ)。
鶏肉を塩茹でし、下味をつけた冷ましたものに細かくカットしたネギソースをかけた一品。
柔らかほろりとした口当たりで、塩茹でされていてちょうどよい味わい。
刻みネギたっぷりで、ネギダレの芳ばしさとコク、塩味に旨みが引き立つ。
さっぱりとして瑞々しいきゅうりのアクセントもいい。
これは大人の炭酸飲料が捗りそうだ。
麻婆豆腐
裏メニューから麻婆豆腐。
たっぷりの豆腐に挽肉、刻みネギ、仕上げに花椒がかけられている。
熟成度合いの違う3種の豆板醤をベースに作られているそう。
さっそく食べてみよう。
トロリほろりとした豆腐の口当たりが心地よく、挽肉の濃厚な旨み広がる。
花椒の豊かな香り広がり、豆板醤のピリリとした辛味に豆豉の塩味と旨みコク感じる。
花椒のシビれと甜麺醤の甘味の余韻が後を引く。
自家製ラー油をかけて食べてみる。
ラー油の唐辛子の辛味ガツンと感じる。
コクが増して甘味が引き立つ。
チャーハン
メインは裏メニューからチャーハン。
具材は玉子、挽肉、ネギとシンプル。
しっとりほろりとした口当たりで、油クドくなく玉子のコクと旨み甘味を感じる。
塩気ちょうどよく、挽肉なので旨みを満遍なく感じられるのもいい。
ネギの香ばしさもいい。
スープ付きというのがありがたい。
さっそく一口いただこう。
鶏ガラやゲンコツを沸騰させない程度に丁寧に炊いたベースのスープにカエシを合わせた中華スープ。
今度は麻婆豆腐を加えて麻婆炒飯。
旨みの相乗効果で食べる手が止まらない。
シンプルだけど、それゆえに店主の腕を感じさせる仕上がりの一品だった。
最後に
栃木県栃木市岩舟町にある中華四川料理天山に行ってみた。
年季の入った外観に初見にはハードルが高そうだが、フレンドリーな店主に居心地も良い。
裏メニューも多く、何食っても間違いない味わい。
近くに来た時は是非一度立ち寄ってみてほしい。
