栃木県佐野市にて2025年4月1日に二郎系ラーメン店が新規オープンした。
その名はWILD PIG。
女性が一人でも入りやすい店内を目指しているそう。
あっさり佐野ラーメンの町佐野で二郎系ラーメン店は少ないので、これから注目となりそうだ。
今回はそんなWILD PIGに行ってみた。
WILD PIG
今回訪問したのは栃木県佐野市米山南町。
東武佐野線佐野駅より車で8分にあるWILD PIG。
2025年4月1日オープンの二郎系ラーメンを看板メニューにするお店。
あっさり系主体の佐野ラーメンの街で、数少ない二郎系というだけでも十分すぎるほどの存在感。
実はこのお店、佐野市の人気佐野ラーメン店「佐野ラーメン大和」のセカンドブランド。
二郎系のラーメンやまぜそば、つけ麺の3系統の麺類、スタミナライスなどのご飯系の全4系統をメインに提供。
※オープン期間は一部未提供メニューあり。
駐車場
敷地入り口は道路沿いに2箇所、駐車場は共有スペースに40台ほど駐車可能。
WILD PIGの店内
ウッディーな天井にライトグレーのクール系な壁紙、暖色系の間接照明にブラックなカウンターがおしゃれな店内。
中央に贅沢にスペースを確保された厨房。
厨房奥で調理しているので二郎系の醍醐味であるライブ感を味わえないのは残念だ。
厨房を囲むようにL字のカウンター席が13席ほど。
※本来はコの字だが奥側はテーブル席があるため使用していない様子。
奥には4人掛けのテーブル席が2卓。
壁にはハンガーが設置されているのもありがたい。
卓上調味料は、醤油ダレ・一味・黒胡椒。
店内入るとすぐ左手に券売機あり。
券売機横にはセルフの給水機、ティッシュなど、ゴミ箱が設置してある。
詳細
- 現金のみ対応
- 10,000円紙幣まで使用可
WILD PIGのメニュー
※まぜそばは4月8日より解禁
利用方法
- 食券を購入して満席時は外の列に並ぶ
- 店員さんが食券を受け取りに来て無料トッピングを聞かれるのでコール
※通常時は席で食券を渡す - 案内された番号の席に座る
・水はセルフ - 食後は上部カウンターに食器を置きテーブルを拭き撤収
・ティッシュゴミはゴミ箱へ
無料トッピング詳細
ニンニク 少なめ・普通・多め
ヤサイ 少なめ・普通・マシ
アブラ 少なめ・普通・マシ
記事内に掲載の全ての情報は訪問時点のものです。
最新の情報を保証するものではありません。
WILD PIGに行ってみた
訪問したのは2025何4月1日13時過ぎ。
遅めの昼飯に訪問すると外待ち8名、帰る時にも外待ち2組4名ほどいた。
食券購入し列に並ぶと10分ほどで店内へ。
普段から大和で行列をさばいているのもあってかオペレーションは非常にスムーズな様子。
先にオーダーを受けるスタイルなので提供スピードも18分程度と初日で満席ながら思いのほか回転は良さそうだ。
オープン初日というのもあってか、5名体制の高回転仕様といったところか。
中豚ラーメン
今回チョイスしたのは中豚ラーメン+生卵。
デフォルトでヤサイ多め、もやし8割にキャベツ2割程度。
ヤサイの上にはブタカスアブラがトッピングされ、仕上げに黒胡椒がふられている。
中豚は豚が3枚、麺量300g仕様。
ニンニクは当然アリをチョイス。
まずはスープからひとくち。
程よく乳化したスープはトロリとした口当たりで、豚の旨み濃厚で濃いめのカエシにキレある醤油の風味ガツンと感じる。
丼上部に乳化したスープが凝縮しているので、天地返しなど行いスープを回してやると微乳化寄りに変化する。
アブラたっぷりながら嫌なクドさはなく濃厚でコク深い。
固体のアブラは舌の上でプルンとして即座に溶けてなくなりスープと一体化する。
濃いめでガツンとした味わいの奥に、ほのかに椎茸のような乾物系の風味感じたが、それがこの旨さの秘訣か?

今度はヤサイをブタカスアブラで食べてみよう。
ホカホカと熱を持ったヤサイ、シャキシャキの茹で加減で、ブタカスアブラはクド口なく醤油の塩味がコクと旨みを引き立てる。
黒胡椒のスパイス感もいい仕事している。
ブタカスアブラマシのヤサイマシにしたらモリモリいけそう。

麺は太麺、ブリムチとした口当たりで、コシ強く噛むほどに小麦の風味を感じる。
後半になるにつれ火力強めになるスープとも親和性抜群で、食べる箸が止まらない。
いわゆる二郎系よりも若干ライトなので、麺量300に豚3枚はやりすぎたかと思ったが全然いける。
豚は一度スープに浸して脂分を溶かしてから食べるのがベストだ。
柔らかホロホロで、しっかりめの味付けに野生味も気にならない。
食べ応え満点で満腹中枢を刺激してくる。
それではここから本番。
ニンニクをスープに溶かしてからが二郎系の真骨頂。
ニンニクの刺激が加わりジャンク感増す。
鼻腔を抜けるニンニクの芳醇な香りに思わず天を仰ぐ。
スープのコク旨みも増し、攻略スピードも上がる。
後半は箸休めに生卵を駆使してスキヤキ風にいただこう。
濃厚でコク深い卵黄絡み、マイルドな味わいが食べやすい。
麺の甘みもより際立つ。
豚を絡めて食べるのも最高だ。
気づけば完食、無意識のうちにスープを味わい続け、ハッと我に返りその中毒性に恐れを抱きつつごちそうさま。
まぜそば解禁
2025年4月8日よりまぜそばが解禁されるというのでさっそく行ってみた。
訪問したのは解禁日の13時過ぎ、遅めの昼飯だが店内には先客多数と人気。
さすがにソロは見かけなかったが若い女性客も複数名見られる。
さっそく食券を購入し、適当に空いている席に陣取ると食券を手渡しコールを済ませる。
まぜそば中+ガリマヨ+生卵
今回チョイスしたのは、まぜそば中(麺量300g)。
ニンニク多め、アブラ増し、追加でガリマヨと生卵。
トッピングは、ヤサイ(標準)、刻み玉ねぎ、ニンニク(多め)、アブラ(増し)、卵黄、ほぐし豚。
仕上げに粗挽き胡椒がふられてある。
追加の生卵とガリマヨは別容器で提供。
まずはブタカスアブラでヤサイをひとくち。
シャキシャキのヤサイ、甘みがありコクと旨み濃縮したアブラにヤサイがモリモリいける。
続いて麺をタレだけで食べてみよう。
ブリモチのワシワシ食感で重量感ある。
タレはほんのり甘み感じマイルドな味わい。
塩味も強すぎないので満腹中枢をあまり刺激しないので食べやすい。
今度は具材をすべて混ぜ合わせて食べてみよう。
卵黄のコクとタレの甘みと塩味、ニンニクのピリリとした辛味がきいている。
重量感は増したがやはりマイルドの一言に尽きる。
女性客にも、というのを意識した荒々しさを抑えた味わいだ。
普段ガッツリしたまぜそばを食べてる人は物足りなさを感じるかもしれない。
豚は濃いめの味付けでガツンとくる味わいだ。
柔らかホロホロで脂身はとろりとした口当たり。
これを頬張りながら麺を啜るとちょうどいい塩味だ。
マイルドで優しい味わいなので物足りないと感じたら、ここにガリマヨを追加してジャンク感をブーストさせる。
コクと旨みが増すだけでなく、同時にパンチのある味わいに変化。
やはりまぜそばはこうでなくては。
生卵は安定のスキヤキ風にいただく。
あっさりマイルドな味わいで、重くなった口腔内のリセットにも最適。
追い胡椒すると旨み引き立ち、端もすすむ。
最後に
栃木県佐野市にあるWILD PIGに行ってみた。
佐野市では貴重な二郎系のラーメン店。
佐野市の人気店「佐野ラーメン大和」のセカンドブランドだけにオペレーションも安定している様子。
序盤は微乳化系のスープも後半になるにつれアブラの濃度が増すので、逆にこれくらいがベストなのかもしれない。
オープン時期はメニューを絞って営業だったので気になるメニューも多い。
ご飯系のスタミナライスが「マシライス系」だった場合、個人的にヘビロテ確定。
全メニュー解放の日が楽しみである。