栃木県佐野市にある麺処りょうや。
佐野市の名店ようすけで修行した店主の営む佐野ラーメン店。
ようすけイズム感じるラーメンは、いわゆる佐野ラーメンではなくその進化系で王道のものと一線を画す。
濃厚でコク深いスープにもっちり麺が食べ応えあり、それでいてあっさりとしていてスルスルいける。
今回はそんな麺処りょうやに行ってみた。
麺処りょうや
今回訪問したのは栃木県佐野市宮下町、東北自動車道佐野藤岡インターより車で6分、国道50号バイパス沿いに店を構える麺処りょうや。
2024年8月7日にプレオープンを迎えたこのお店、元ナポレオン軒のあった場所をリニューアルした。
白を基調とした外観が映える。
なんと内装はコンクリート施工から内壁塗装、細部に至るまで店主やスタッフ自らDIYにて仕上げたこだわりのお店。
※改装の様子は公式Instagramに掲載されている
店主は佐野市の名店麺屋ようすけにて3年3ヶ月の修行の経験があり、晴れて独立オープンを果たした。
ようすけイズムを受け継ぎ、そこに自分の色を加えた一杯を提供する佐野ラーメン店。
駐車場
駐車場は50号バイパス沿いと北側に出入り口あり。
およそ25台ほど駐車可能だ。
麺処りょうやの店内
店内入ると風防室に記帳表が設置されている。
白を貴重とした清潔感ある店内、左奥に厨房。
プレオープン期間なので手前のカウンター席には沢山の花が飾られている。
ちなみに訪問時点ではカウンター8席は店内待ち席として提供されていた。
ホールは比較的ゆったりとした配置で、2人掛けのテーブル席3卓、4人掛けのテーブル席が4卓。
卓上調味料は醤油、酢、ラー油、胡椒。
麺処りょうやのメニュー
利用方法
- 記帳表に名前と人数を記入
- 店内カウンター待ち席or外の待ち席で待機
※プレオープン時点 - 名前を呼ばれたら案内された席に座る
- 席で口頭にて注文
- 食後は入り口近くのレジにて精算し撤収
麺処りょうや行ってみた
訪問したのは2024年8月7日13時ちょっと前あたり。
満席の待ち8名、猛暑のこの時期、立地的にも暑い場所なので店内カウンター席が待ち席として解放されているのが非常にありがたい。
※記事内に掲載の情報は全て訪問時点のもの
涼しい店内で待つこと15分ほど、名前を呼ばれ席に陣取る。
さっそく注文を済ませ、待つこと15分ほどで提供。
チャーシューメン
今回チョイスしたのはチャーシューメン(醤油)。
佐野ラーメンならではの透明度のある琥珀色したスープ。
トッピングは6枚のバラチャーシュー、メンマ、ネギ、ナルト、海苔。
まずはスープからひとくち。
口に含むとクセのない芳醇な香りが広がる。
チャーシューから溶け出す濃厚な豚の旨みと鶏ガラベースの旨み合わさる動物系の濃厚な旨み感じ、かつ野生的な風味も感じさせない丁寧な仕上がり。
奥に感じる乾物系の旨みと香味野菜の風味相まって完飲を誘う味わい深いスープだ。
麺は店内製麺室で打った王道の青竹手打ち手揉みちぢれ麺。
不揃いならではのもっちり感とやわトロ感混在する口当たりで、スープの絡みも絶妙で啜る度に芳醇なスープの旨みが溢れる。
つるりと喉越し感も心地よく、スープも比較的あっさりなので箸がすすむ。
チャーシューは柔らかホロホロで、野生的な香りはなく下味もしっかりめ。
脂はほんのり甘い余韻感じる。
コリコリのメンマも安定の旨さ。
海苔と一緒に食べると、海苔の磯感相まってスープのコク旨みがより一層引き立つ。
ネギと一緒に食べると、シャキシャキとした食感に香ばしい風味にコクが増す。
いい仕事してるので、ちょっとネギだけ添えて食べてみて欲しい。
後半になるほどにチャーシューの旨みが溶け出し、コク深く甘い余韻がより一層引き立ち完飲誘う。
スタミナメンマ丼
ご飯ものからスタミナメンマ丼も食べてみた。
たっぷりのメンマに角切りチャーシュー、ネギが添えられている。
ニンニクの風味きいたメンマがスタミナ満点。
食べ応えあるチャーシューも旨み満点でメンマとの相乗効果でご飯の消費スピードも加速。
このメニュー、ここに来たら必食といってもいいくらいのポテンシャルだ。
完飲を誘うスープをなんとか我慢しごちそうさま。
最後に
栃木県佐野市にある麺処りょうやに行ってみた。
名店ようすけイズム感じる一杯は、新店ながらすでに完成度高し。
ラーメンもいいがご飯ものも侮れないので、訪問時には是非候補に加えてみてほしい。